210315kinohosoku

令和 3年予算委員会 全部の補足質疑 木下議員( 3月15日)

地域防災と消防団の活動

○木下広副委員長  今予算特別委員会、初めての登場でございます。ずっと仕事をしていたんですけども、インターネットで映んのは初めてでございます。ちゃんと誰か写真撮ってくれているかな。

今年は東日本大震災から10年ということで、一言、地域防災と、あと私が活動しております消防団の活動について少し議論をさせていただきたいということで時間をいただきました。

ちょうど10年前の3.11、ちょうどその日は、区議会は予算委員会の最終日で、小林ひろみ議員が意見開陳やってるときに、ぐあっとあのぼろ庁舎の4階が揺れたという時期があれなんですけども、実はその午前中は消防団の23区特別区の幹部研修をやっていまして、本区にも御指導いただいてます中林先生が講師で、当時は、だから阪神・淡路大震災の直下型の地震を例に取りまして、間もなく首都にも大きな地震が来るから、消防団の人、頑張ってくださいという研修をずっと、場所が東京大学だったんですけども、それを終わって、私は、みんなが仲よく昼食を行くんですけど、僕は1人寂しく役所に帰ってきて予算委員会の準備をして、予算委員会に臨んだという、そういう思いがあります。

当時は、予算委員長は吉村議員が委員長で、うちの高橋佳代子副委員長が初めての副委員長ということでやったんですけども、そういうようなことで大変な状況になったという、そういうことでございます。

皆さんが御愛読をいただいております公明新聞の今年の3.11の1面は、福島県の相馬市で息子さんを、消防団員で活動して、当時、命を落とされた、そういう御夫婦の思い出の記事からスタートしたのが今年の公明新聞の3.11の記事でしたけども、このとき、消防団員で命を落とされた方が254人ぐらいいるんですね。海側の消防団員は水門を閉めるというのがもう本当に使命ということで、みんなが逃げる反対側に、海のほうへ行って水門を閉めて津波にのまれた方、また、この相馬の消防団員の方みたいにお父さん、お母さんを避難所に届けて、それで後、逃げ遅れた人がいないか、高齢者の方々に声をかけたときに津波にのまれて命をなくなった方とかということで、当時、やはり地域防災のリーダーとして、もう消防署員だけではこういう天災には対応できないということで、地域の生業を持ちながら活動をしている消防団員の、それが物すごく注目をされたところなんですけども、残念ながら、この消防団員は昭和30年代をピークに、昭和30年代は200万人ぐらいの消防団員がいたそうなんですけども、昭和が終わって平成になってから100万人に減って、現在は、令和2年、約82万人まで消防団員が、この数が減ってしまったということで、消防団としても、まずはその人材を確保するということで、消防団員の募集のためにいろいろな協力をいただきながら今活動してるところでございます。

本区においては、豊島消防団はたしか充足率100%で優秀なんですね。池袋消防団が96%ぐらいで、少し充足率が低いということで、今年の1月の募集期間も僕たちでチラシを配ったり、いろいろやったんですけども、豊島消防団さんは帝京平成大学の学生さんが結構入ってこられて充足率がいいということになっていることも聞いております。だから、池袋においても、立教大学だとか学習院だとか、またいろいろな専門学校があるので、そういったところとも今後やはりいろいろな形で協力をして人材をやっていただきたいと思いながら、今活動しているところでございます。

また、区議会においても、本委員の入江さんとか元谷さんとか、あと細川委員も活動されておりますし、また公明党でいうと西山議員も消防団だし、うちの島村議員は副分団長で活動しておりますし、自民党の松下さん、有里さんもポンプ操法大会に自ら出て、歴史を刻んでるというような活動をしていただいていまして、議会の中でも結構消防団についてのウエートは、皆さん方、意識が高いというところがあって、私ももっともっとこれを進めていかないといけないと思うんですけれども、その中で、本区としては、夏のポンプ操法大会でポンプ操法訓練の会場に各小学校だとか中学校、もう本当に御協力いただいていますことを心から感謝を申し上げます。やはり最近は騒音とか、うるさい時代ですので、学校側のほうも本当に神経を使って御協力いただいているということもあります。また、千川中学校とか明豊中学校なんかは、中学校の防災のD級ポンプを実際に自分たちでやるということで、そこに消防団員が指導入って、意識を高めていただいているということで、非常に消防団の現場としても本当に御協力いただいているところでございます。

このように、今後の防災というか、災害を考えた場合に、特に、今まで地震だけで考えていた救援センターも今後は台風だとか大雨のときにも開かれるというような体制が今取られていて、やはりその救援センターの人材をどう確保するかという、そういう観点からも、地元の消防団がいかにこの地域防災組織の救援センターに協力をできるかということで、今、消防団運営会議のほうで議論があるんですけども、そういう観点から、やはり区民の防災意識をとにかく高めていただきたいというのが私どもの大きな願いでございます。

その中で、やはり救援センターは区立の小学校、中学校が中心でございますので、小学校、中学校に通わせているPTAの保護者の皆様方に、災害があったときは自分の学校が救援センターになるんだということで、何かお手伝いできることはお手伝いしていただくというような、そういう仕掛けを常日頃からこれからやっていただく必要があるんではないかなということで、その一つのツールとして、消防団員の募集のチラシを各小学校、中学校で保護者に年に2回ぐらいは配っていただくような段取りを教育委員会さんと、あと防災課のところにお願いをしまして、快い返事をいただいているところでございますけれども、教育委員会さん、それでよろしいですよね。少しお話しいただけますか。

○副島庶務課長  そのとおりでございます。学校のほうにも消防団のチラシのほうをまかせていただいているところでございます。

また、PTAの会長会などでもこういった話を今後きちんとして、保護者の方々に理解をいただきたいというふうに思ってるところでございます。

○木下広副委員長  本当にそういう意味では、もう既にそういうような手を打っていただいてるということで、あとは、それ以外に区立の保育園とか、考えられるところは、あと区有施設、図書館だとか区民ひろばだとか、そういったところに年に2回ぐらいポスターを貼っていただいて、必ずそこにチラシを置いてくと、そういう段取りも防災課のほうで何とか取っていただきたいって思っているんですけれども、防災課長はいらっしゃいますか、少し答えていただけますか。

○星野防災危機管理課長  消防団は地域の防災リーダー、まさに要の方たちでございまして、3月1日現在、池袋消防団が定員230に対して211、92%、少し落ち込んできてしまっております。

区も消防団の加入促進というのは大きな役割だと思っておりますので、区が防災課窓口になって区有施設、保育園なども含めて、機会を見てチラシ等を配布をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

○木下広副委員長  ありがとうございます。

そのように、私ども消防団としても区民への意識啓発、頑張りますけれども、ぜひ区としても一層の御協力をお願いをいたしまして、質問といたします。