令和 2年決算特別委員会 10月 9日議会・政経・総務費

【SDGs模範都市として】

201009kino

○木下広委員  よろしくお願いいたします。まずもって、我が会派は、決算、予算の前に勉強会を開催させていただきまして、8月の下旬から本当にお忙しいところ、皆さんにお越しいただいて、資料を作っていただいて、お時間をいただきましたこと、まずもって御礼を申し上げます。本当に忙しいところ、ありがとうございました。

今決算年度については、もう本当に100年に一度大きく歴史を刻む年であったということで、私どももその年にこういう立場で皆さん方と区民のための仕事をさせていただいて本当によかったな、そういう思いをまずさせていただいております。この当該年度の一年の区の皆さん方の努力と成果についても、本当に評価をさせていただきたいと思います。

平成7年当選ということで、僕、一番最初の区長さんは加藤一敏区長さんということで、本当に懐かしいそういう時代で、入ったときは全然わからなくて、実は後から知ったんですけど、そのときにもう投資的経費をばんばんやって、それで豊島区の財政の大きな何というか勉強になったと。もうそのところから私の議員生活がスタートして、2期目に平成11年に高野区長が当選をされて、都議会議員から区長に来られて、もう民間出身の区長だということで鳴り物入りで入られましたけども、蓋を開けてみて、区財政を見るともう本当にどん底だったということで。これ、もう何遍も何遍もお話は伺っておりましたけれども、私ども議会としてもその当時は、新しい提案をする上において、やっぱり予算の絡むことについては、ほとんど先輩方から採用されなかったと。おまえ銭いくらかかるんだというようなことを言われて、そんな銭やるより物事知恵出していろんな人にあれしてやれみたいな、今思うともう本当に大変な時代を経て、その間に区長を先頭に行財政改革にしっかり取り組んでいただいて、行財政改革をやると、やっぱりもろに反対をされる職員の方とか、そういった方々もいらっしゃって、その辺のせめぎ合いで議会も、毎回の議会なんかもいろいろな熱い議論があったということを思いましたけれども。そういうのを経て、この令和元年度の国際アート・カルチャー都市を目指した東アジア文化都市を含めたHarezaの完成でありますとか、またグローバルリングだとか、もう本当に今までにない形の年を迎えることができたわけで、先ほど、西山委員のほうから言いましたけれども、これからは、この新しいそういうハコといいますか、そういうものに魂を入れていくんだということで、ちょうどいい時期にSDGsの未来都市の選定をいただきまして、これもSDGsの取組みというのは、もう本当に今まで豊島区の職員さんが頑張ってきたことが全てこのSDGsにつながっているんだというところを職員の皆さん方が意識をして業務に取り組んでいくということが、まず、これはもう本当に一丁目一番地になるんじゃないかという、そういう気がするわけでございます。

一般質問でもさせていただきましたけども、そういう意味では、もちろん、区民の方にアピールをすることもこれから本当に大事なことなんですけども、末端の職員に至るまで、このSDGsの考え方といいますか、取組みが今後の10年間の豊島区を変えていく、日本を変えていくんだということをぜひやって、しっかりと取り組んでいただきたいことをまずお願いを申し上げたいと思います。

ちょっと時間もあれなので、もう一方的にしゃべりまくりますけども、このSDGsについて、いろいろな角度からの取組みというのがこれからも考えられると思います。

一つは、このバッジですね、SDGsバッジを職員の皆さんにも啓蒙していくということだと思うんですけども、町会の方とか、各種団体とか、そういった民間の方のこのバッジの、何というか、啓蒙というのはどういう形をやっているのか、ちょっと確認をさせてください。

○山野邊SDGs未来都市調整担当課長  現在、区では約7,000個のバッジを購入してございまして、現在約5,000から6,000を配り終わっているというような状況でございます。議員の皆さんをはじめまして、全職員に対しまして周知をして、配布するとともに、9月期の区政連絡会も開催した際には全ての町会長さんの方にお配りしたということでございます。

そのほか高野区長が率先して、このバッジによる啓発を進めておりまして、区長室に会いに来る方、区長が参加する様々な会合などでは、バッジだけではなくて、封筒には未来都市の賞状を入れまして、中には、ただバッジを配るだけではなくて、やっぱりSDGsが何かというものを知っていただくためにSDGsの概要を入れました、我々セットと呼んでいるんですけど、そのセットを様々な部分でお渡ししているというような形で、区民一体となって、いわゆる土台を現在つくっているということでございます。

先ほど別に出ましたSDGs特命大使、こちらにつきましても、今後、1,500ほどということでございますが、全員の方にお渡ししてまいりたいというふうに考えてございます。

○木下広委員  それで、僕も区政連絡会に出まして、理事者から説明をされているときに、中に入っている申込み用紙が、こういう大きさのSDGsの大きさで、やっぱり町会長さんって40歳、30歳の人はいらっしゃらず‥‥、見えないですね、この大きさだと。初めてSDGsの話を課長から聞いたときに、色はわかると。文字が分からないということですよね。僕もこれでこうやってやらないと見えないぐらいなので、とにかく一等最初のときはこれ全面ぐらいにして、中身のこの文字をまず訴えた上で、それでそれぞれで考えていただくということで、そうしないと紙がもったいない。中学生、小学生は見えますよ。字は見えるけど、意味はわからないと思うんだけど、高齢者の方とか、そういう方々については、もっと大きく宣伝をしていただく方法を取っていただきたいというのが町会長さんからの御意見でございましたので、お伝えをさせていただきますというのが一つ。

もう一つは、自治体とか、省庁でもこのSDGsについて、カードゲームで遊びながら考えるという、こういうカードゲームが3種類ぐらいあって、自分で目標に対して、予算と人員だとか、そういうのを決めてゲームをやっていくという、そういうのがほかの自治体とか、そういったところもありますので、ぜひそういう楽しみながら学んでいくというか、そういった取組みもぜひやっていただきたいと思います。このゲームについては何か計画とかありますか、ちょっと確認をさせて。

○山野邊SDGs未来都市調整担当課長  まだ具体的に何月何日というのは決めておりませんですが、現在子ども用のカードとか、それから自治体用、それから企業用と、様々ゲームあることは承知しているところでございますので、ぜひそういったものを活用しながら浸透させていきたいというふうに考えてございます。

【PDCAサイクル、行政評価】

○木下広委員  1分30秒か。どうしようかな。しっかりSDGsよろしくお願いしたいと思います。

次に、これから厳しい時代を迎えるに当たって、やっぱりPDCAサイクルをしっかりチェックした上で、今後の予算にも踏み込んで、そういうことをやっていくということで、行政評価というのもこれからもっと大変に大事になってくると思います。今年度の行政評価についての概要と成果をちょっとお教えいただければと思います。

○ぬで島行政経営課長  今、委員から御指摘あったとおり、行政評価、まさにPDCAのCの分もしっかりやっていこうというところでございます。これまでの行政評価は、なかなかどういう理由で評価されていたのかというのがちょっとわかりにくかったので、そこの部分各要素に分けて、まず評価させていただいたのと、今後の方向性のところでしっかり予算に結びつけて出していこうというところを今回改めて打ち出してございます。そういったところをもって、今後しっかり事業の有効性というのを確認していきたいと考えてございます。

○木下広委員  もうないですね‥‥。

公会計制度も変わって、それが、機械的にいろいろな施策が区民の皆さん方にわかりやすいような形がこれからも大事だと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

以上です。