平成31年予算委員会  環境清掃・都市整備費 木下議員 3月 7日

補助172号線沿道・椎名町駅、東長崎駅共同化・工事中の周辺の安全

【補助172号線沿道・椎名町、東長崎駅共同化】

○木下広委員  私のほうからは、地元の問題で、補助172号線の沿道に住んでいますので、残地をURが買い取るという、そういうシステムというか、それが動き出していると思うんですけれども、その辺の進捗状況と、あと172号線自体の進捗状況を簡単に述べてください。

○小澤沿道まちづくり担当課長(心得)  まず、補助172号線の用地買収の進捗状況でございますが、昨年の9月現在末の情報で約38%ということで、東京都より聞いております。

続きまして、UR都市機構との連携による残地の取得の取り組みでございますが、現在、実務担当レベルで意見交換を定期的に重ねている状況でございまして、UR都市機構は来年度、自主事業である木密エリア不燃化促進事業という事業を行う予定ではございますが、長崎地域のまちづくりのさまざまな課題が非常に複雑でございますので、区と今タイアップをとりながら、課題の抽出を行っているような状況でございます。

したがいまして、今、具体的に何か用地を取得するとか、そういう取り組みまでは進んでいる状況ではございませんけれども、来年度早々にURと区が手をとって、土地の取得に向けて動けるように調整しているような状況でございます。

○木下広委員  残地の扱いについては、やはり協議会の皆さん方は非常に要望されているところでございますので、間違いなくしっかりやっていただければと思います。

あと、それと同時に、この地域の不燃化のチャンスとして、東長崎の北口と椎名町駅の北口の開発の話、地域の皆さん方の御要望もあって、今、進んでいるかと思うんですけれども、ちょっとその辺の進捗状況だけ確認させてください。

○小澤沿道まちづくり担当課長(心得)  まず、東長崎駅の共同化事業の進捗状況でございますが、平成29年の8月31日に地元の権利者の方で構成されます協議会、権利者協議会が設立されまして、これまで7回ほど会合を行ってございます。今月も3月19日に第8回目の協議会を行うわけでございますけれども、基本的に共同化事業について、地域の方々も、なかなか、なじみがないお話でございますので、その辺の基礎的なところの勉強をまずさせていただいております。

具体的には、まず木密地域そのものについての知識、そういったものの学習ですとか、あるいは木密地域ということもございまして、道路ですとか、広場的な空間が少ないということもございます。そういった道路ですとか、広場等の防災機能の面でも知識等の勉強ですとか、あと権利返還ですね、どうしても、その共同化事業については権利返還は避けては通れないところもございますので、その辺を一つ一つわかりやすく勉強させていただいているというような状況でございます。

地域の方も徐々にこの協議会活動をするにつれて、このまちづくりの機運が高まってございます。さまざまな積極的な意見が出ているような状況でございまして、ことしの秋口から冬口に防災街区整備事業という事業を取り組もうと思っておりまして、その準備組合の設立に向けて今、調整を行っているところでございます。

続きまして、椎名町のほうでございますけれども、椎名町のほうも平成30年の1月に椎名町駅のすぐ北側にあります、すずらん商店街からの御提案で、椎名町駅前の共同化について、何かできないかというお問い合わせがございまして、区としましては、地域の方とまず共同化に向けての勉強会を今年度に入りまして、進めております。回数としては、約7回から8回ぐらい定期的に進めておりまして、こちらも3月1日に地元の権利者の方からぜひ前に進めようという強い意気込みがございましたので、区としましては来年度、権利者の協議会を立ち上げる方向で今、動いてございます。

○木下広委員  本当にもう何遍も言いますけれども、椎名町駅だとか、東長崎駅は、長崎村という、独特のそういう雰囲気があって、それが再開発なんていうのは、もうとてもじゃないけれども、15年前、20年前では考えられないような地域で、しかしながら、東京都の危険度からすると、やはり4とか、そういうのがあって、今回の木密解消の事業と道路の事業を同時に、こういう駅周辺の話があるということについては、やはり昔から意識を持っている方については、本当にチャンスが来たという、そういう意識の方々もおられますので、とにかく先ほど答弁もありましたけれども、権利返還だとか、そういうことについて、やはり全く知識のない皆さん方の中で進めていくという話ですので、丁寧に、だけども本当に何とか、このチャンスを生かすという形でしっかりと支援をしていただきたいという要望がございます。

【工事中の周辺の安全】

○木下広委員 ちょっと細かいことなんですけれども、道路の工事の関係で、これは東京都の仕事なんですけれども、家を解体して、道路用地に提供するところで、解体業者が、たちの悪いのが結構いて、普通は交通誘導員をつけないといけないんだけども、交通誘導員がいない。または、明らかにちょっとアスベストの可能性があるんじゃないかって、地域の人たちが心配しているところも、もうどんどんやっちゃっているというような地域の声もありますので、ぜひその道路をつくるだけではなくて、もう解体によって、皆さん方の迷惑というか、そういうのを少しでも解消できるように、東京都に強く言ってもらいたいと思います。だから、解体の工事なんて、もう二、三日あれば、すぐぱっと終わったら、もう行っちゃうような感じなんで、だからこそ、しっかりと、その地域の皆さん方が安心できるような、そういった体制をつくっていただくように、東京都と関係者に強く要望していただく。私どもも都議会議員が1人いるんで、その1人にしっかり言いますけれども、ぜひ行政のほうでもやっていただこうというのが一つ。

それで、もっと細かい話で申しわけないんですけれども、解体された家屋の前に立っていた商店街の街灯があるんです、長崎三友会というのが長崎三丁目の商店街の名前なんですけれども。それで、小さい商店も昔は80ぐらいあった商店街、今はもう20幾つになっちゃって、本当に街路灯だけを準備するだけでも、もう本当に大変な、僕もちょっと役員をやっているんですけれども。解体されたところの前の商店の街路灯が、球が切れちゃうんですよ。それで一遍、僕、四建の課長に言ったんですけれども、それは解体事業の話ですからといって、もう本当につれない話で、ちょっと、地元からすると、道路の事業のために、その工事をしていて、それで街路灯が切れちゃうわけですから、少々ぐらい見てくれてもいいと思うんだよね。これもだから、1人の都議会議員にも言いますけれども、ぜひ行政のほうからも、その街路灯を何とかつけてくれと。商店街の街灯が道路の工事のために切れたわけですから、その辺だけ、その2つだけ、細かい注文で申しわけないんですけれども、よろしくお願いしたいと思います。