令和 2年決算委員会 全部の補足質疑(10月19日)
更なる議会改革推進
○木下広委員 よろしくお願いいたします。
私のほうからは、議会の関係の話をちょっと確認をさせていただきますので、議会に関係ない理事者の方はリラックスして聞いていただければと思います。
まず、議会改革においては、今年度はオンラインのモデルを始めたり、またタブレットの活用において、ペーパーレスについても粛々と取り組んでいただきました。
また、今定例会では最大会派の方から、本会議場のこの時計表示をやったということで、そういうお話があって、私どもも今まで議会改革について、なかなか、はっきり言うと腰の重かった最大会派の方から、今後は議会改革について、もう最大会派全力を挙げていくという意味の本会議での約束をいただいたもんですから、もう本当にうれしくって、今回質問をさせていただくところでございます。
それ以外にやはり区議会の議会改革ということになりますと、区民の皆様方から再三、政治と金の問題で指摘を受けて、そういう外部からの指摘で改革をしてきたという、そういう歴史も一方ではあります。
平成29年度から豊島区の政務活動費の領収書の1円からのインターネット公開はスタートしたのも、これもちょっと残念な政務活動費の使途が明らかとなって、議会のほうに陳情が出されて、それでやっぱり議会としても何らかの対策を取るということでインターネットの公開まで踏み込んだ。当時は3区目ぐらいですかね、1区、2区やって、うちが3区目ということで、開かれた議会ということでスタートをしたのが、まだ記憶に新しいところでございます。
そういう意味で議会を変えていくというのは、いろいろな形で変えていくパターンがあるわけです。例えば、当該年度のこの令和元年度は、従来行政視察というと防災・震災対策調査特別委員会が管外の宿泊を伴った視察にずっと行ってまして、それ以外で初めて特別委員会の施設用地委員会で、僕が委員長で、渡辺副委員長さんの全面的な御協力をいただいて児童相談所の視察に行きました。あれは従来防災・震災対策でしか行ってなかった視察をもう一つの委員会がやったということで、一つの大きな歴史がつくれたんじゃないかなと自負をしておりますけれども、そういう委員長自らが提案をして、もっともっとより委員会を深めていくというようなそういう改革もあります。そういう意味では、やっぱりせっかく区民から選ばれて公金で仕事をしている以上は、自分たちの資質も磨いていかないといけないし、同時に、やっぱりどんどん開かれた議会として報告を、皆さん方に開かれた議会の立場を見せていくという、そういうことも、これからもさらに必要になってくるんじゃないかなと思います。
行政のほうが高野区長のリーダーシップで本当にそういう意味では全国から注目を浴びている自治体ということになってますので、それにふさわしいような議会の対策もこれからしっかりと取っていく、そういう決意を込めながらちょっと話させていただいているところでございます。
それで、今回の定例会で最大会派さんから時計のお話がありましたけれども、それ以外に大きな、何というか、話題としてお茶の話題もありました。このお茶は、もう昔の古い庁舎の時代から職員がもう区の委員会ごとにお茶を出す。委員会終わったらお茶を引っ込めて、それでそういうようなことは、いかがなものかということで、ずっと私どもはこう言ってきました。これが、なかなか実施に至らなかったという事実は事実としてあるわけでございます。
例えば領収書のインターネット公開をするかどうかというのは、これは政治的な判断なので、これも議会に委ねるしかないと思うわけ。
だけど、お茶を出すか出さないかというのは、これは議会の職員の働き方に係る話なので、やっぱり僕からすると、局長とか、議会総務課長のほうからある程度のしかるべき意見があってもよかったんじゃないかなという、そういう印象を持っています。その辺についてはどうですか。ちょっとお答えしにくいと思います。
○廣瀬議会総務課長 今、委員のほうから議会改革に伴ういろいろなお話をいただいたところでございます。その中でも特に委員会等のお茶出し、これに関しましては、長年の議論の中でなかなか進めなかったところは事実かなというふうには理解しております。
ただ、一方で、やはり他区の状況等も鑑みまして、まだまだ、やはり議会中の水分補給等も兼ねて、やっぱりお茶出しというところを継続してる区というのも多々ございまして、そういった兼ね合いから議会の意見をよく聞きながらというような視点で進めてきたというところはございました。
いずれにいたしましても、やはり職員の働き方改革、こういったことも含めて、やはり時代に即したような状況等において、事務局等もやはり踏み込んだような形で意見をやはり言っていくべきところは言っていくところじゃないかなというふうに自覚はしてきたところでございます。今後、御意見も踏まえまして、特に事務局の負担軽減という立場からも、あるいは時代に即したような視点からも議会改革の中で事務局として、意見として言うべきことはまたしっかり言わせていただければなと考えております。
○木下広委員 議会事務局の職員の任命権者は議長さんなんで、これちょっとほかの職員さんとは立場が違うということもあって、議長、副議長の意向というのが大きいというのは十分分かりますけども、やっぱりはっきり言って議長、副議長って何年に1遍替わっていきますから、そういう意味では、安定的な事務局のそういう局長と議会総務課長さんのそういう姿勢というのは、やっぱりこれはそのときの正副議長の判断にも大きく影響すると思いますので、それ以上に議会で決めればいい話なんだけども、議会で、なかなか難しいところについては、やはり議会事務局でできるところは判断していただきたいということをちょっと申し上げさせていただいて、今定例会では、本当にそういう意味では最大会派の前副幹事長さんのほうから、もう本当に議会改革に取り組みますという決意をいただきましたので、私どもとしては、かねてから主張してました、例えば一般質問の、今まではもう質問やって、30分ぐらい質問やって、答弁が30分ぐらいあって、途中で傍聴した方は一体何やってるか分からないという、国会の答弁もそうなんだけども、そうじゃなくって、一問一答方式で、理事者と、議員が一つ机前に出して対話をしながら一問一答で、区民に対して分かりやすいようなそういう一問一答方式の一般質問なんかもずっと提案をしてました。
これも僕たちはやりたいというんですけど、やっぱり絶対駄目だという会派もあります。検討はいいんじゃないのという会派もあります。
僕たちが言ってるのは、一遍ぐらいやらせりゃいいだろうという話なんですよ。何というか、これからの区民の皆さん方にいろいろな情報公開をするにしても、やっぱり区民と身近に議会がやっていく上ではより開かれた議会の姿というのを見せていかないといけない。
そういう意味では、もちろん議会に対して、議会についてのいろいろな項目についての検討は、議会改革検討会って組織がありますから、こちらのほうではやるんですけども、もう一方では、やっぱり、はっきり申し上げますけど、最大会派の皆さん方が本当に議会改革について、あそこまで本会議場で発言した以上は、もっともっと前向きに取り組んでいただくと、そういうチェックを私どもも第2党としてやりながら、同時に、合意形成を図りながらより開かれた議会に取り組んでまいりたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。