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平成20年 決算委員会・公債費以降歳入

2008年10月15日

税の公平性を保ち、丁寧な徴収を

木下広委員
ご配慮ありがとうございました。もう2時20分ですから、そろそろだと思いますけど、短くやります。

ほとんど藤本委員の方からもあった内容、ちょっと細かく二、三確認をさせていただきたいと思います。
資料をいただきまして、特別区民税また国民健康保険料の未回収の債権についてなんですけども、公法に比べて私法の方はやっぱり割合的には金額的にも少ないということで、ターゲットはやっぱり公法のこちらの区税だとか、こちらの方になるとは思うんですが、この中で15年が20億円というのは、非常に大きい債権の残額があって、18年度にはこれが13億円に減ってます。7億円減っているというのは、これは何か理由があったんでしょうか、ちょっとすみません。

小澤税務課長
現区長が就任される前までは、特別区税については、収納率23区の中でも非常に低い位置にございました。ただ、税金を納めていただく方の公平性の確保と、あるいはそれを実際に実行することによって、納めてらっしゃる方からの信頼性を確保するという非常に強いお気持ちがあったということで、例年、回収については努めてきたということでございます。現年分はもちろんでありますが、滞納繰越し分についての整理が進んできたということで、この形で未回収額が減少したものと考えてございます。

木下広委員
ということで、大変な努力はされたという結果だと思うんです。ちょっと答えにくいかもわかんないんですが、この18億円の中で、ちょっと言い方はなかなかもうプライバシーの関係があるから難しいんですが、要するに世間一般から考えて、悪質と言われる、もう区民税も国保も本来は払えるのに、明らかに見て払えるのに払えないっていう方が、もちろんそれは予想でしかないんであれなんですが、そういう実態っていうものはどうなんでしょうか。もし、言える範囲でご紹介いただければ。

小澤税務課長
もちろん滞納なさっている方の中には、非常に厳しいと、かなりかつかつの中でやっていた中で、例えば大きな病気をしてしまったということで、ご相談を伺っている職員の方にも同情を禁じ得ないという例は、これは多々ございます。一方で、今ご指摘のように、ある程度の、あるいは我々がうらやむ収入がありながら、なかなか税の支払いについてご協力をいただけないという方、それがどういう場合かというのはちょっとやはりここではご説明を控えさせていただきたいと思いますけれども、やはり先程も申し上げましたように、そういう方たちからきちんといただかないことには、苦しい中で払っていただけている方たちという方に対して示しがつかないという部分がございます。職員については、そういう方、非常に逆に弁も立ちますし、あるいはかなりこわもてするケースもございます。ですが、職員、そういう場合、いずれの場合にもひるまずに適切に対応しているものと考えてございます。

木下広委員
ほとんどのやっぱりまじめな区民の方が国民の義務として納めているっていう、そういう現状のもとで、もう何遍も答弁のご返答もありますけども、公平性ということを考えると、その辺は本当に大病されて苦労をされて、なかなか払えないっていう方の事情については細かく対応していただきながら、片方ではそういう明らかに払える方については、しっかりと断固とした対応を望むという、これは当然のことだと思いますので、最後に1つだけ、私法の方で住宅の使用料の件で、本区で初めて法的な措置をとるようになったと思うんですが、金額的にはそういった意味では知れていると思うんですけども、その辺の考え方ですね、あまり今までは私法の方まで、一生懸命というとおかしいんですけども、金額的には割合的には少ないので、そういった措置をとるようになったその経緯と今後についてちょっとご確認いただければと。

竹内住宅課長
今回初めてではなくて、平成15年にやはり5件ほど訴えをした経緯がございます。今回につきましては、住宅の使用料につきましては年に2、3カ月ずつ滞納してたわけなんですが、昨年の暮れあたりから全く使用料が支払えなくなってしまったという経緯がございまして、こちらの方から何度も伺ったり、私も3度も4度も伺ってますけども、一度も会えないということで、全く音信が不通な感じで、かといって自宅にいらっしゃることはほかの手段でわかっておりまして、全く誠意がなかったと。このまま放置しておけば、だんだん債務が重なってしまいますので、そういった意味では、先程、委員おっしゃったように、悪質な部類に入るのかなという感じもありまして、一応、訴訟という形の手続をとらせていただいたわけでございます。

木下広委員
今後とも適切な、そういった意味では公平な対応をよろしくお願いしたいと思います。以上です。