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平成20年決算委員会・都市整備、土木費

2008年10月14日

椎名町駅の周辺整備事業について

木下広委員
どうもご配慮ありがとうございます。私の方からは、西武池袋線沿線の現在取りかかっております椎名町駅の周辺を中心に2、3の確認をさせていただきたいと思います。
僕、議員になったのは平成7年ですのでもう13、4年前なんですけども、その時にもう想像できなかったような東長崎駅が立派になったり、椎名町駅も同様の駅街の一体の事業の開発ができる、また長崎中学校が防災公園とプールだとか体育館とかということで、結構、南長崎の方に最近は非常に明るい話題がありまして喜んでいるところなんですけれども、東長崎駅とか駅街の開発についてはほとんど区の一般財源は使われてないというか、区の予算なしで整備ができたという、そういうような認識をしておりますけれども、東長崎駅の事業の全体の金額と、あと今後、今現在、取り組んでおります椎名町駅周辺の整備については、どれぐらいの金額で進んでおるのかというのをちょっと最初にお教えいただきたいと思います

奥島都市開発課長
東長崎駅の事業につきましては、ホームの2面4線化の西武単独の事業14億円ありますので、それを含めまして36億9,000万円ほどかかってございます。その中で、今ありましたように国庫補助対象でない建物補償が2,700万円ほどありましたので、その部分については財調の算定がされずに一般財源で賄っております。そのほかについてはすべて財調で算定されているということでございます。
椎名町駅につきましては、まだ計画の途上でございますので、今後大きく変動する可能性もございますけれども、今のところですけれども、概ね22億円程度というふうに考えてございます。

木下広委員
そういう意味では、区民の負担がなく開発といいますか、まちづくりも一緒にしていただくということで非常に期待を持っているところでございますが、周辺を考える会の皆さん方の方で、何度も今検討中だと思うんですけども、今後の課題としましてどういうところが課題になってくるのかというのをどう認識されているのか、ちょっとその辺、伺わさせていただきます。

奥島都市開発課長
椎名町駅周辺の場合には、現在、橋下の空間と駅舎の改良と、それをつなぐ自由通路の整備ということで考えてございますけれども、椎名町駅の特性から自由通路のおり方でございますけれども、東長崎駅の場合は2方向におろしておりますけれども、椎名町駅の場合は橋下の空間のところに広場と駐輪場をつくる計画がございまして、そちらの方におろさなければならないということと、あと北口に商店街、あと南西方向の住民の方の利用が高いということから、地域の方からのご要望が強くございまして、4方向へのおろし方を今検討しております。その中で、エスカレーターをどうやってつけていくのかということにつきまして、地元の皆さんと今協議をしておりますけれども、エレベーターと階段とエスカレーターの関係から、どうにか整理できないかと考えてございます。

木下広委員
そうなんですね、複雑な地形、複雑というか、ちょうど環6の橋下の整備と一緒だということで、東長崎駅の場合だったらもう北と南から上がって橋上ホームで新しいホームをつくるということで、結構そういった意味では単純な開発だったんですけども、今回のこの椎名町については、14、5年ぐらい前から地元の商店街だとか町会長さんを中心に考える会の皆さん方でいろいろ意見があった上で、最近になって国庫補助ができて開発するということで、期待をされてた分、皆様方のご要望も非常に強いと思うんですけども、エスカレーターの整備というのは、これについては整備と今後のできてから以降の負担といいますか、いろいろな調整も含めましてどこが責任を持つとか、どこのお金で運用していかないといけないのかというのを、もう一度ちょっと確認のために伺わさせていただきます。

奥島都市開発課長
駅舎の改良につきましては、第三セクターのところが責任を持ってやるということでございまして、自由通路については区の方が事業主になりまして、つくって維持管理をするということでございます。

木下広委員
ということで、東長崎駅の乗降客と椎名町を比べると東長崎駅の方が1万人多い、乗降客が多いという現状の中での開発で、東長崎駅の駅の開発のときにはエスカレーター、エレベーター1基ずつでよかったんですけども、それより人数の少ない椎名町で果たして4基のエスカレーターを、つくるときは皆さんもう強く要望はされると思うんですけども、やっぱり行政としては、できた後のメンテナンスはすべて区の財源の方でやっていかないといけないというような現実があります。そういう意味では、よっぽど住民の皆様方にご協力をいただいた上で話を進めていかないと、なかなかこの問題については難しいところがあると思うんですね。そういう意味で、お金だけの問題ではないところはあるとは思うんですけども、その辺については今後どのようなかじ取りといいますか、ご説明をされていくのか、ちょっとご答弁いただきたいと思います。

奥島都市開発課長
まず最初に、4本目のおろし口を西南側に設けておりますけれども、そこの部分については西武鉄道さんの敷地を提供していただきまして、折れる形での方向でしか自由通路のおろし方ができませんので、物理的な形でエスカレーターの設置は困難というか、不可能になります。ですので、そちらの方向については階段、真下にエレベーターがありますので、そちらのご利用を賜りたいということでございます。
あとは、3方向あるんですけれども、できれば全体の中では4方向におろし口がある中で2方向のエスカレーターと2基のエレベーターと、あとは2方向の階段という整理をしていきたいなと考えてございます。その説明に当たっては、当然、地域の状況、物理的な条件、あとは利用者のどちらの方向から来てるかということも調査をしておりますので、そういったことを加味しながら説明していきたいと考えてございます。

木下広委員
本当に期待している事業ですので、その分いろいろな思い入れがあると思いますので、細かく丁寧にやっていただきたいと思います。
最後に、西池袋四丁目の方から橋上広場の方に来る道で、いわゆる道和中学校から椎名町方向へずっと真っすぐ来て、それで道和中学校から椎名町駅の方へ行くのは左へ曲がって駅の方へ行くわけなんですけども、西池袋商店街の元の会長さんなんかが、やっぱり橋の存在が非常に大きいというか、壁みたいになって圧迫感があるというようなお話は聞いたことがあると思うんですけども、その辺は何というか、それを緩和するような、下の土台の駐輪場にするところ、広場にするところの様子をいろいろ考えていただくというのが1つあると思うんですけども、ある方から、道路のあのコンクリートの固まりのところをきれいにペイントというか、ちょっとわかんないんですけども、圧迫感のないようなそういう色彩というか、アメニティーに配慮したようなそういった取組みができないか、もちろんそれは都道ですからうちのあれじゃないと思うんですけども、東京都の方へやるなら要望するしかないと思うんですけども、そういうような試みといいますか、その可能性についてはどういうふうにお考えなのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。

奥島都市開発課長
1点、西池袋四丁目方向からの駅までの出入りですけれども、なるべく広場を計画してる中の舗装材を明るいような形にしたいというふうに考えておりますので、そこでの空間の明るさを演出したいと思ってます。
もう1点、橋の壁になってるコンクリートの打ちっ放しの部分ですけれども、ご指摘のように東京都の管理になりますので、そちらについてはちょっと東京都の方と協議をしてまいりたいと思います。

木下広委員
いずれにしても地域の活性化になる、本当に地域の方が開発してよかったという試みをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。

高野区長
先程、東長崎駅と椎名町駅の件、いろいろご質問ありました。実は明日この委員会が終わって、4時に西武鉄道の後藤社長さんがこちらにお見えになるというようなことでありますので、東長崎駅の再開発と、併せて椎名町等々について都市整備部長も同席するようになってますよね。ご意向も十分に踏まえながら、さらに西武鉄道のご協力を賜るように強く要望したいと思っております。