平成31年予算委員会一般会計歳出補足 木下議員( 3月11日)

駐輪場複数月契約・三輪自転車・シェアサイクル

○木下広委員  私のほうからは、自転車につきまして、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。

環境に配慮した移動手段ということで、自分で歩いたり走ったりするのもいいんですけども、自転車を使えば、より遠くまで行けるということで、これからもどんどんふえてくる、見直されているということだと思います。本区は平成15年、16年、区長がちょうど就任されてからすぐの時代は、豊島区のナンバーワンというと、放置自転車がナンバーワン、ナンバーツー、ナンバースリーとワン、ツー、スリーをやったところもありましてね。15年たった現在では、子育てしやすいまちのナンバーワンになるなんて、僕たちも全然思いもよりませんでしたけれども、現在の放置自転車の状況というのをざっくり、どういう状態になっているかというのをお教えいただければと思います。

○柴土木管理課長  一時期、今お話あったように、池袋が平成11年に、全国のワースト10で1位になって、15、16、17、3年連続で1位、また、大塚駅が平成20年度に全国ワースト1位というような状況でございました。今、平成29年ですね、かなり改善されまして、池袋が38位、大塚が129位、巣鴨が155位と、今、主要駅ではそのような状況と改善されております。

○木下広委員  そういう意味では、例の税をかけるという、税を鉄道事業者に負担させるという、懐かしい吉川さんがこの場で、この場というか、前の庁舎で、全協の部屋で、もう鉄道事業者相手に、増田さんと一緒にすごい戦いをしたのを私どももよく覚えておりますけれども、それがあって、鉄道事業者がもう本当に協力をしてくださるようになって、駐輪場の整備がどんどん進んだということで、区の関係の皆さん方の御努力も、もう本当に頭が下がる思いなんですけども、現在、この利用者は時間で利用される方と、あと定期で利用される方といらっしゃると思うんですけども、定期利用の、何というか、割合というか、充足率というか、それは何か数字ございますか。申し込んでも、定期の方が入れないというか、そういうような現状というのは、やっぱり駐輪場によってはあるんでしょうか。

○柴土木管理課長  駐輪場によっては、やはり利用率が100%超えているところもございますので、そういったところは抽せんで、年度当初に入る方を決めて、その後は、あいたときに順番で入っていくというようなことでやっております。

○木下広委員  それで、私ども、前から、僕なんかは新宿に隣接しているもんですから、今までの定期利用については、もう1カ月ずつお金を払わないと、それができなかったということで、新宿区は3カ月とか半年とか1年とか、3年とかもあるとか言っていたっけな。そういうような、もちろん長い期間契約をすることによって安くしていただくというようなところで、導入を図ってくださいということで、お願いをしていまして、今31年度については、一部スタートをされるというか、まだ検討がスタートされるということ、その辺のところをちょっとお教えいただきたいと思います。

○柴土木管理課長  昨年、目白駅近辺の駐輪場につきまして、指定管理者制度を募集いたしまして、新たに決まった指定管理者のほうが、やはり最新のシステム、ウエブシステムを導入できるということでございます。ですから、やはり、そういった技術の革新が、どんどん駐輪場は進んでおりますので、ウエブシステムを導入することによって、定期料金をいつでも、365日いつでも支払うことができ、24時間いつでも支払える。また、複数月も実現できるということで、そういった形で指定管理者の技術を生かしながら進めてまいりたいというふうに考えております。

○木下広委員  ということは、スタートが目白で指定管理者のほうで努力していただくということで、あとは大きなところだと、最近できた南大塚駅の地下の駐輪場だとか、南池袋公園の大きな駐輪場とかあるじゃないですか。その辺の、今後のこのウエブシステムを導入して、対処できるところというのは、どういうような予定というか、どう考えていらっしゃるのか、お願いしたいと思います。

○柴土木管理課長  来年度、巣鴨地区の指定管理者の募集を行います。今、巣鴨地区での募集をして、そこでやはりウエブシステムを導入できるということを仕様書に盛り込んで、それで募集しますので、それで該当した指定管理者に行ってもらうと考えております。

実は、このウエブシステムをなるべく早く区内導入したいというふうに考えてはいるところなんですけれども、先ほど委員がおっしゃった大塚駅南口と池袋南の駐輪場につきましては、実はエレベーターがあります。あのエレベーターは、結構、維持管理にかなり経費がかかるということで、どうもエレベーターがあるところは赤字になりそうなんですよね。そういったことで、今、複数の業者にうまく工夫ができないかどうか、今、調査をしているところでございます。そのように調査をしながら、広げられるようであれば、拡大を進めていきたいというふうに考えております。

○木下広委員  そうですね、やっぱりウエブシステムということで、携帯電話から簡単にできるということで、今は、もう本当にそういう時代なので、もうできるだけ早目にできるところからやっていただくと。南長崎のスポーツセンターの地下の駐車場もありますし、望んでいるところはいっぱいあると思いますので、お願いしたいと思います。

それで、あと、この駐輪場の契約について、障害者の方の配慮ということで、減免の制度があるということなんですけども、これも、今まで一月ずつやらないといけないということで、障害者の方から御相談がありました。一方では、スポーツセンター、雑司が谷だとか南スポーツだとか、スポーツセンターのそういう利用、スポーツセンター利用の方については、1年とか2年とか、そういうようなサイクルで障害者の減免のそういうあれが、体制がとっているということでございますので、この障害者の負担軽減の受け入れについても、これは、やっぱりウエブシステムと一緒ということの認識なんですか。ちょっとその辺だけ確認させてください。

○柴土木管理課長  今御指摘いただきました障害者の方への配慮というのは、やはり、非常に重要だということで、私どもも認識しております。ウエブシステムにつきましては、スマートフォンとかで、何というんですか、操作して行うということもありますので、やはり障害の方で対応できない方も出てくるとは思います。ですから、その辺の対応の配慮を、今後検討しなければいけないと考えております。ですから、ウエブシステム導入時に、やはり指定管理者のほうにも障害者の方への対応、その部分は、ある意味アナログ的な対応にもなるかなとは思うんですけれども、やはり、そういった対応をきちんとやらなければいけないというふうに考えております。

○木下広委員  まとめます。

最後に、ハレザが完成をして、もう大勢の人が、この池袋を中心に楽しむということが近くまで来て、貸し自転車が、結構、文京区だとか千代田区だとか、そういったところでも何か散見されるようになって、やっぱり区民の方から、いろんなところへ、例えば巣鴨にも行きたいし、トキワ荘にも行きたいしというような、そういうような方々の御要望にやっぱり自転車と、これは民間と、何というか、情報交換をしながらやっていくということだと思うんですけども、そのような民間との自転車のサイクルの、何ていうか、対策だとか、そういった取り組みについて、今、現状どうなっているかということを確認して、終わりたいと思います。

○柴土木管理課長  シェアサイクルにつきましては、これまでも、さまざまな御質問がございまして、まざまな業者に話を伺いながら、検討を重ねているところでございます。ただ、以前、レンタサイクル事業を区として取り組んだことがございまして、その際に、どうも利用率が50%ぐらいしかいかなくて、結局、廃止したというような経緯もございます。現在、シェアサイクルのほうも、今現在、区内で40カ所に283台、シェアサイクルが置かれておりまして、かなり利用されているということもございます。そういった利用状況も踏まえて、今後もシェアサイクル業者と情報交換をしながら、実現に向けて検討を重ねていきたいというふうに考えております。