木下ひろし新着･活動報告

2008年01月24日　旧池袋保健所用地　

　財産価格審議会で、旧池袋保健所用地で現在では社会福祉協議会などが使っている施設用地をみらい財団から区が買い戻すにあたっての価格の審議を行いました。 
　これは、平成10年ごろ、池袋保健所を区民センター横に新築する際に、旧池袋保健所用地は教育関係の学校法人に売却する予定で進んでおり、新池袋保健所は立派に新築されたものの、学校法人との最終的な価格の折り合いがつかず、売却が頓挫してしまい、丁度、平成11年度豊島区の予算編成が佳境のところで23億円の歳入不足がでてしまいました。区の苦肉の策として、当時、区の外郭団体であった“豊島区街づくり公社”に同用地を区が売却し、売却金を歳入として、かろうじて・やっと予算編成ができた。という経緯があります。 
　その後、街づくり公社の所有のまま、銀行への返済は区が肩代わりをしていく、誠に不正常な形が約10年間続いており、その間、東京都や区監査委員会からも度々指摘をうけていた案件です。このたびやっと区が買い戻し、正常な形で財政運営ができるようになりました。 
　不思議なことに、地価の乱高下が繰り返されたにもかかわらず、10年前の金額と殆どかわらない金額になりました。 
 
＊画像は旧池袋保健所、現在は社会福祉協議会などが入っています。 
 
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