
今月1日のテロ対策特別措置法の期限切れに伴いインド洋から撤収した海上自衛隊の補給艦「ときわ」が23日午前、東京都中央区の晴海ふ頭に到着、帰国しました。給油活動に従事していた隊員約140人を太田代表や石破茂防衛相らが出迎えました。
ふ頭で行われた帰国行事には、町村信孝官房長官、自民党の伊吹文明幹事長、公明党から太田昭宏代表、漆原良夫国会対策委員長、西田実仁参院議員が出席。太田代表は帰国行事であいさつするとともに、約4カ月ぶりの再開を果たした隊員と家族らを温かく励ましました。
帰国行事では、派遣部隊指揮官の尾島義貴護衛隊司令が石破防衛相に「任務終了しました」と報告。石破防衛相は訓示で「正確に完璧に補給を実施する海上自衛隊の世界有数の能力は、洋上においてテロとの戦いに従事する各国から高い信頼を勝ち得た」と述べました。
太田代表はあいさつで、「対テロとの最も重要かつ困難な戦いを遂行され、同時に国際社会の中で日本がいかに貢献するかという大事な活動をしていただいた。心から感謝を申し上げたい」と隊員の労をねぎらい、「この戦いをしっかりしていく以外に、(日本が)世界の平和と発展に寄与することはできない」と力説。「テロとの戦いのため、国会議員の責任として、(臨時国会の)会期末までに立派な成果を上げることに前進したい」と訴え、補給支援特措法案の会期内成立に全力を挙げる考えを強調しました。
行事の後、太田代表は再会した隊員と家族らのもとに駆け寄り、隊員には「お疲れさまでした」「大変でしたね」と心から労をねぎらい、子どもには「お父さんが帰ってきて良かったね」などと声を掛けながら、温かく激励しました。
帰国行事には約50人の衆参国会議員が出席。自民、公明の与党両党のほか、補給支援特措法案に反対する民主党からも4人が出席しました。また、パキスタン、アフガニスタンの駐日大使らも招待されました。
「ときわ」はテロ特措法に基づき、7月13日に日本を出港。8月初めから10月末まで、インド洋でテロ取り締まりを行う米、仏、パキスタン軍の艦船へ給油活動を行い、同法失効をもって現地を撤収しました。
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