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平成24年予算特別委員会 全ての補足質疑( 3月13日)

南長崎中央公園スポーツセンター・教育施設の財産管理を見直せ

○木下広委員  お疲れさまです。

私からは、スポーツを通じた健康増進の拠点ということで、ちょっと考え方を確認させていただきたいと思います。

その前に、予算委員会の全部の補足質疑となりますと、この3月で御勇退といいますか、御退職をされる方がもう本当に最後ということで、私、齋藤総務部長を小さくしたような池袋保健所長がもう最後だということを伺っておりますが、そのほかに山根部長と、あと上村部長、そのほかにはいらっしゃるのかしら。増田部長はもうどこかへ行ってしまいましたから。東部の藻登知所長もそうでしたっけ。戻ってこられたのではなかったっけ。小窪所長もそうだ。本当に長い間お疲れさまでございました。とかいって、4月になったらまた新しいところで御活躍されるかもわかりませんけれども、いずれにしましても、うちのベテランの此島もまた、僕たちの先輩の小倉とか池内も本当に今回卒業される皆様方には大変にお世話になったということで、この場をおかりしてお礼を申し上げさせていただきたいと思います。また、竹内所長みたいに、既に卒業されましたけれども、また戻ってらっしゃって、知見を、活躍をいただくことは本当にありがたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

済みません、それで南長崎中央公園のスポーツ施設なのですが、地元の垣内委員からもありましたけれども、できるだけ安く利用料をしてもらいたいと思うのです。それで、指定管理者でその辺の総合的なことをやるというのですが、特にこの南長崎の施設については、旧道和中学校の温水プールを閉じて、それで、そちらに移行したということもありますので、地元の、また旧道和中学校のプールを利用された方にとっては、やはり同じぐらいの料金体系でやっていただきたいという御要望があるのですが、この辺についてはどうお考えなのか聞かせてください。

○岡田学習・スポーツ課長  南長崎中央公園スポーツセンターでございますけれども、第4回の定例会におきまして、スポーツ施設の条例につきまして上程させていただきまして、御審議いただいた次第でございます。現在の状況を御説明申し上げますと、1月27日に業者説明会を行いまして、2月17日に指定管理者からの応募の書類をいただいてございます。この応募の書類と申しますのは、この指定管理の業務につきまして応募をしたいという意思表示をした、この書類の締め切りでございます。現在、11社、11グループと申しましょうか、企業体を組んでございますので、11グループが応募をしてございます。公募の内容、さまざまな御提案をいただくことに今後はなるかと思いますが、その締め切りが来週の金曜日ということになってございますので、その状況を見た上で、さまざまなことを判断していきたいと考えてございます。

○木下広委員  ぜひいろいろな、ある程度は決まった形の料金体系でやるしかしようがないことはしようがないのですが、やはり高齢者の方にとっても有効な体力づくりにもなりますし、そういう意味では、何か知恵を使って、西池袋と同じぐらいの体系でスタートできるとなると、西池袋を使っていた人たちもある程度は納得できるのではないかと思いますので、その辺はぜひお願いしたいと思います。

それで、温水プールだとかそういうプールの話をすると、豊島区のプールもいろいろあるのですけれども、身近なところのプールとかというと、区民の皆さん方は小学校、中学校のプールがすぐ反応として出てきて、自由に使えないのという、素朴なあれだと思うのですけれども、現実問題としては、教育施設ということで、区民の皆さん方に積極的にやるというのはなかなか難しいところはあるとは思うのですけれども、一つは、3.11の大震災を経まして、やはり住民の皆様方がまず先に逃げる場所としての公立小・中学校のスペースというのはもう本当に大事なスペースだということで、今回の3.11もいろいろな避難の体制がありました。そう考えると、やはり本当に身近なところにある学校施設というのは、そういう意味ではもう区民の財産だという形でお考えいただく必要があるのではないかと、強くこの3.11を経験して思ったところなのです。なぜこういうことを言うかというと、今、放課後対策事業の子どもスキップというのが本当に保護者にも人気があってあれでしたけれども、平成15年、16年、17年、公明党が一番初めに議会で言い出したときに、はっきり言って、教育委員会は大反対です。当時の教育長はここにいませんけれども、それの大きな理由として、校長会が反対をしているということを聞いたことがあるのです。校長会の言い分としたら、学校はとにかく教育施設なのだと。そういうようなところからなかなか進まなかったけれども、結局、子ども部の皆さん方だとか、あとは教育委員会の皆さん方もいろいろ努力してくださって、今の状態は学校の授業が終わってからの放課後対策事業、子どもに対する本当に有効なサービスができてて、各小学校の価値も、スキップがある学校に行きたいという児童がいらっしゃるような形になったところがあると思うのです。

同様に、やはりプールだとか体育館、体育館とか校庭なんかはある程度利用者委員会だとかそういったところでやられていると思うのですが、夏のプールを何とか地元の方々に開放できるような仕組みづくりをちょっと考えていただきたい。だから、これは教育委員会だけでやると、しんどい話だと思うのです。そういうことをいろいろ考えていったところ、最近になって、国土交通省で公的不動産の合理的な所有・利用に関する研究会、PREというパブリック・リアル・エステートというのですか、僕はもう英語が全然わからないので、そういう戦略のもとで、いわゆる公共の土地をどう住民の皆さん方に活用していくかということがどんどん進んでいるような、国でもそういうようなところもありますので、例えば、今やっている旧長崎中学校の施設も、これは基本的には指定管理者にいろいろ任せるわけですね。それで、西部地域複合施設も運営だとかそういうのは指定管理者に任せるという形だと思うのですけれども、同じように、やはり学校施設についてもある程度資源としての有効活用をするというところで、何らかの、教育委員会と違ったところで財産管理をしていただきながら、区民の皆さん方に供給できるような体制づくりをぜひ考えていただきたいというのが私の要望でございますので、どなたか御答弁いただける方がいらっしゃったらよろしくお願いいたします。

○高野区長  今、御指摘のように、学校プールの夏の開放ということで、これらについてのいろいろなお話を伺いました。国の緩和の方法とかいろんな方法が出ているということも十分踏まえて、まさに資源の有効活用という面では、特に狭隘な豊島区にとっては、プールの大切さというのはもっともっと価値あるものにしていかなければいけない。ただいまの御意見をいただきまして、また教育委員会とも十分連携をとって、御要望に沿えるかどうか、最大限の努力をしていきたいと思います。