平成26年予算委員会 全部の補足質疑( 3月13日)

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消防団分団施設の区の支援策

○木下広委員  消防団員もいっときに比べると、全国的な消防団員の数からすると、1965年には全国で130万人いた消防団員が、現在では87万人、もう半分近くまで落ち込んでいるということもあります。しかしながら、東北の震災でも200名の方が海辺で水路を閉めに行ったり、住民の避難のために命を落とされたとかということもあって、ますますそういう地域の住民の命と財産を守る消防団の使命が大きくなってきたということで、私どももしっかり頑張んないといけないということになっているんですけれども、やはり決算委員会でも言って、また同じことになるんですけれども、具体的な本区の消防団の施設の現状におきましては、一般質問でもやりましたけれども、豊島消防団は本当に結構ちゃんとした、すべての1分団から7分団まで、平均すると100平米ぐらいの分団の活動拠点が持っていて、池袋消防団が特に3、4、5分団だけ全く、15平米とか20平米の中で活動をやっているということで。

 しかしながら、島村議員がいる豊島の第2分団の話聞きますと、第2分団は去年、新しく、おととしか、新しくなったんだよね。分団の設備がですね。あれもやはり10年近くかかっているんですね。最初は、ここがいいと言って、区の土地だとか、東京都の土地だかっていう候補が上がって、それでいろいろやったんだけれども、途中で、直前で頓挫したり、いろいろ難しい、いろんな条件をクリアしないと、やはりなかなかそういった、やる主体は東京都なんで難しいというようなことも承知をしているんですけれども、今後、特に5分団というのは、長崎二丁目と千早三丁目、要町三丁目だとかの本当に旧平和小学校とか、千早創造館が中心のところなんですけれど、長崎小学校とか、長崎のほうの商店街も入っているんですよね。

 だから、そういう意味では、この前も警防課長から電話があって、木下議員、西側の地域でいい土地はありませんかということで御相談を受けて、いろいろとまた区の御関係の皆さん方と御相談させていただきますということで、今、いろいろ知恵を使っているところなんですけれども、例えばこの前、木密の例の特定整備路線で、補助172号線の線上に長崎小学校の裏側に、もとの交番、今は安全センターというのかな、東京都のものですが、があります。ちょうど敬愛病院からずっと来たところで、わかっている人はわかっていると思うんですけれど、それがもう丸々172号線のエリアに入っているんですね。ど真ん中になるぐらいで、絶対それはもうどかないといけない。もちろん、これ、東京都のことなんですけれど。

 安全センターをどうするかというような判断は、もちろん東京都、警視庁の予算だと思うんですけれども、それとあわせて、消防団の建物もできれば、新しい道路に面していて、地域の安心・安全を守る安全センターと消防団の施設が一緒になると、非常に理想的なところになると思うんですけれども、これは東京都の話なんで、都議会議員に言わないといけないんですけれど、特定整備路線のそういう整備の中で、公共施設の整備ということも今後考えられると思うんですよね。そういうときには、ぜひ区からもそういうような感じで提案をしていただいて、道路が広がって、新しいまちの中の安心・安全のそういう施設として、東京都、ぜひこっちのほうに整備してくださいよみたいなような、そういうようなお願いすることはできんでしょう。僕もやりますけれど、理事者からもやってもらいたいと思って発言しているんですけれど。

○増子都市再生担当課長  今、委員御指摘の172号線につきましては、来年、27年度以降になると思いますが、用地の取得を東京都が始めていくもんだと考えております。

 そういった道路の用地取得の中で、さまざまな用地が発生してくると考えられますので、そういった不動産というか、土地の情報などは区もしっかりとつかみまして、それを東京都へしっかりお伝えをしていきながら、調整をしていきたいと考えております。

○木下広委員  よろしくお願いします。

 あと、可能性としては、長崎小学校の隣の、今、畑になっているところあります。昔、東京都の清掃の事務所だったんですけれども、例えばの話ですよ。そういう学校のあそこの一部分に、消防団のそういう設備を何とかお願いしたいとかということになると、それはどうなんですか。検討の対象には入るもんなんですか。結構あそこは、まあいいや、ちょっと考えて。

○兒玉学校施設課長  学校を改築する際には、そういった消防団の施設も、目白小もポンプ車の場所を確保したりしてございます。既存の施設にそういった消防団の施設をつくるということなりますと、慎重に学校の教育活動にも、畑になっておりまして、環境学習の場として、学校で勉強のために使っておりますので、どういうふうに支障がないように、そういった消防団の施設をつくるか、よく検討させていただいて、対応させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○木下広委員  本当に例えばの話ということなんで、いずれにしても、そういう意味で1年、2年でできるとは思っていませんけれども、しかしながら、現実問題としては、やはり消防団員として豊島消防団でちゃんと整備されていて、池袋消防団がそれだけおくれているというのは、今後の首都直下型地震などを想定して、やはり地域の防災の意識も盛り上がっているところでございますので、もちろん主体は東京都ですし、消防庁がやる仕事なんですけれども、ぜひそういう機会には御相談乗っていただいて、また、現場で私ども消防団員としてやっていく場合も、そのようなまた具体的な相談もさせていただきたいと思いますので、つれないご返事をいただかないように、ぜひそういうときには御相談に乗っていただくように重ねて重ねてお願いを申し上げまして、私の発言を終わらせていただきます。

○永田総務部長  本当に今ある施設なんか見ると、いろんな工夫して、公園の下にあったりとか、いろんな工夫して、消防団の施設を建てていると思います。特に特別区の場合は、ほかの自治体と違って、東京消防庁が所轄しているということで、ちょっと遠い存在になっている。我々も一生懸命力入れているんですけれども、これからさらに綿密に消防署のほう、それから消防団の皆さんと連絡を取りながら、何とか御希望に沿えるように頑張っていきたいと思います。