令和 2年決算委員会10月13日 環境清掃・都市整備自由質疑
【食品ロス対策・フードドライブ】
○木下広委員 私のほうからは、食品ロスの関係で確認をさせていただきたいと思います。
先ほども申し上げましたが、昨年10月に法律が成立をいたしまして、国、また、地方自治体、また、民間企業等における食品ロスの取組がスタートしたわけでございます。簡単に言うと、年間約612万トンの食品ロスが日本で年間発生をしてるということで、毎日御飯1杯分のごみを捨てていることになるということで、これは豊島区のホームページ、食品ロスのページを見るとちゃんと表示していただきまして、また、SDGsの流れと一緒に表示をしていただいて、担当の皆さん方の取組に本当に感謝をしているところでございます。
食品ロスについては、フードドライブでありますとか、また、食べきり協力店だとか、うちのふま議員なんかがいつも必ず触れている内容なんですけども、この食品ロス削減の推進計画を、今後策定をされるということで、一般廃棄物の処理基本計画の中に取り組まれるというところなんですけども、この辺の計画の取組について、お教えいただければと思います。
○副島ごみ減量推進課長 食品ロス削減推進計画でございますが、本年の3月に、まず国のほうが基本方針を策定したというところでございます。その計画に基づきまして、各区市町村が食品ロス削減推進計画を策定するよう努めるというふうになっておりまして、本年度その策定を進めているというところでございます。今、リサイクル清掃審議会のほうで一般廃棄物処理基本計画の改定の御議論等もいただいておりますが、その中でも食品ロスに関する項目のほうをお示ししまして、御意見等いただいているというところで、策定を本年末できるように進めているというところでございます。
○木下広委員 それで、フードドライブについては、いろいろ毎年毎年広げていただいて、フードドライブの現状というのを大体で結構ですので、お教えいただければと思います。
○副島ごみ減量推進課長 フードドライブでございますが、常設の窓口を設置したのが平成30年の12月からということでございましたが、これは清掃事務所だけでというふうな形でスタートをいたしました。それを窓口を広げていくということで、昨年の7月に本庁舎の環境政策課で、それから10月には東西の区民事務所でという形で窓口を広めてまいりました。この間、その件に関しても区政連絡会等でのPRも含めまして、させていただいたところ、もう清掃事務所を上回る量が、むしろ事務所よりも利便性の高い本庁舎ですとか、それから、東西の区民事務所にいただいているというような傾向でございます。
○木下広委員 担当の皆さん方の御努力、徐々に成果が出てきて、としまフードサポートプロジェクトさんへの食品の提供ということもやられていると思うんですけども、この辺を大体簡単に御説明いただければと思います。
○副島ごみ減量推進課長 こちらでございますけれども、3月に休校になりまして、給食も実施されない中、子どもたちの食事をどうするかというところで保護者の方も悩まれているというところの中で、もともと子ども食堂ですとか、そういったところを運営されておりますNPOの方なんかと連携をいたしまして、フードドライブで集めていた食品を直接我々のほうも実施をする団体のほうにお渡しをさせていただいたというところでございます。また、職員にも今回その際に直接呼びかけて、意識をというふうなところで呼びかけたところ、多数の食品を提供いただきまして、我々ごみ減量推進課の職員としましても、直接食品を届けたりですとか、そういったところの事業に携わらせていただいて、実際に集まった食品、こういったところに使われていると実感できたということで、職員にとってもモチベーションが高まったと考えております。
【防災備蓄食品を支援が必要な方への活用】
○木下広委員 非常に評価をさせていただきたいと思います。
それで、今回の定例会で、ふだんは、コロナがないときは防災訓練でアルファ米だとかを参加者の方に、期限のぎりぎりのやつを参加賞として差し上げるということがあったんだけども、今年コロナの関係で、そのアルファ米が結構残っているということで、それをこの必要な方のところにお持ちすればという提案をさせていただいて、生活困窮者、また、必要な方のところに御提供するということが考えられてると思うんですけども、この辺については、今具体的にどうなっているのか、お教えください。
○副島ごみ減量推進課長 御提案を踏まえまして、早速、防災課、それから、私どもと、あと社会福祉協議会とで話合いの場を設けまして、実際にやはり防災課のほうとしては、備蓄の食品を賞味期限に到達する前にしっかりと配りたいという意向と、あと、社会福祉協議会のほうでは、相談が非常に今増えているという状況の中で、職員のニーズも一致しているというところがございましたので、早速、防災課から提供いたしました。アルファ化米でいえば、まず150食、クラッカーで350食、ビスケット300枚とか、そういった形で一旦まず最初というところで、社会福祉協議会のほうの置いておくスペースの関係もありますので、少しずつというところですが、今後も在庫状況に応じて、逐次提供をするというふうな形で、その形ができているところでございます。
○木下広委員 あと、区内の民間のデパートとか、そういった民間のほうにも呼びかけをしていただいて、声をかけられていると思うんですけども、現状はどうなっているのか、教えてください。
○副島ごみ減量推進課長 これまで基本的には、家庭の方から提供をということでフードドライブは受けておりましたけれども、実際に事業者からもそういったお問合せもいただいてるというところもございまして、そういったところについて御相談をいただくように、まずホームページのほうにこのたび載せさせていただきました。そういった形で事業者からの提供のものも必要とする方にお渡しできればと考えております。
○木下広委員 そういう意味では、民間も含めた、困っている方への支援も含めた、この食品ロスに対するいろいろな取組、さらに進めていただきたいと思いますけども、先ほどアルファ米なんかを社会福祉協議会がとにかく判断をして、社会福祉協議会のほうから必要なところに割り振るという作業があるということで、アウトプットの事務局は、社会福祉協議会だということだと思うんですけども、たくさんそういう支援のものが来て、あの社会福祉協議会の建物ではもう手狭になっちゃって、なかなか対応が今後難しくなるという、そういう話を現場から聞いて、あのちっちゃい建物ですから、社会福祉協議会さんが入っているところは、ぜひこういうところも、場所の提供ということでございますので、全庁的に声かけていただいて、何だかスムーズな対応ができるような、そういうことも考えていただきたいと思いますけれども、この辺についてはどうお考えでしょうか。
○副島ごみ減量推進課長 御指摘のとおり、実際に社会福祉協議会のほうでの保管するスペースというところはあるというところも承知をしております。御指摘ございましたとおり、庁内のほうとか、そういったところも含めて、このスペースといったところをその問題を解決できるように、またいろんなところと連携しながら検討していきたいと考えております。