令和 2年決算委員会10月13日④ 環境清掃・都市整備

【豊島区環境基本計画-SDGs】

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○木下広委員  関連して、私どもIKEBUSの事業については、公明党は当初から、IKEBUS、まちの魅力をつくるという意味では非常にいい、環境にも配慮したいい取組だけども、その先に交通不便地域の交通手段を考えていただくという約束の下でIKEBUSに賛成の立場で判断をしましたので、ぜひ、その辺をお忘れなくしていただいて、まずは、IKEBUSのこの事業、先ほど西山委員のほうからもありましたけども、いろいろ知恵を使って成功させていただくように私どももいろいろ知恵を使っていただきますので、その先にまだあるんだということをぜひお忘れなきようにお願いしたいと思います。

さて、この10月は、3Rの月間、リデュース、リユース、リサイクル、また、昨年10月に法律ができました食品ロスの月間ということで、この10月は、私ども公明党としても、そういう意味では、環境に配慮した様々な施策を確認するということで取り組んでいるところでございます。まさに、この春にSDGsの未来都市、また、モデル事業のダブルの選定を受けた本区におきましては、この環境というところは、これから、もう本当に日本の模範となって取り組んでいかないといけないという、そういうことだと思います。SDGsの6番のきれいな水とトイレを世界中にだとか、あと、11番の住み続けられるまちをつくっていく、12番、つくる責任、つかう責任とか、まさに、このSDGsを進めていく中で模範のいろいろな取組をしていく必要があると思うんですが、そもそも豊島区のこの環境基本計画を昨年の春、策定をされたわけですけども、基本審議会におきましては、3年ぐらいかな、いろいろ議論をいただいて、2019年から30年までの環境基本計画をまとめられたんですけれども、ミスターSDGsの蟹江先生もずっと関わっていただいて、この豊島区の環境基本計画をつくられたということを改めて確認をさせていただきまして、まず、この本区の環境基本計画の特徴といいますか、概要というか、僕は文化と環境を融合した計画ということをなかなか売りにしてるのかなと思いながらも、事務方のほうから本区の環境基本計画についての概要をお話しいただければ思います。

○岡田環境政策課長  本区で定めました環境基本計画でございますが、先ほど委員御指摘のとおり、目指すべき環境都市像というところで、今、委員、まさに御指摘のとおり「みんなが主役 文化とともに発展するエコシティ としま」ということで、文化のまちづくりにおきまして、さらに環境も同時並行した形で両立をさせていきながら、環境都市を目指していきましょうという考え方でございます。こちらにつきましては、4つの目標と、それから協働と連携という視点、合わせまして、5つの視点から、環境のこの基本計画定めてございます。合計16事業ということで重点施策を定めてるところでございまして、大きなところで申しますと、気候変動に対応した脱炭素社会に向けた取組ということでございます。非常に大きな取組、地球環境全体を取り込む形でございます。

それから、これは、もう一つは、「みどりや生きものの豊かさを育み、人と自然がつながるまち」ということでございまして、緑の少ない豊島区でございますけども、緑をこれまでも植樹など様々な形で緑を増やす取組をしてきたわけでございますが、改めまして、この緑に対する取組も強化していきましょうというものでございます。

それから、委員先ほど御指摘もありましたとおり「ごみを出さないくらしと資源の循環に協働して取り組むまち」ということで、3Rの取組と、それから、プラスチック等の排出の抑制も取り組んでいきましょうといったところもこちらに書き込んでるところでございます。

それから、「すべての人が安全・安心・快適な環境の中でくらし活動ができるまち」ということで、こちらは環境の美化の視点ということでございます。

さらにこういった取組をオールとしまとしての取組をしていきながら、区全体として、豊島区も地球を構成する一要因という形で積極的に環境のほうに取り組んでいこうといったものを計画の中にお示ししたのが、今、委員御指摘の環境基本計画のつくりでございます。

○木下広委員  そうですね。それで、もう一つこの基本計画をつくる上で、やはりこの庁舎自体がもう本当にエコミュージアムと言われぐらい、環境を世界に発信する建物であるということで、私どもも賛成をしてきたところでございますけれども、この庁舎全体の環境の取組についてはどういう評価をしているか、その辺も教えていただければと思います。

○岡田環境政策課長  この本庁舎も環境庁舎という形で全国の方から注目も集めておりまして、私どもも環境に重点を置いた形で施策を取り組んでいる一つの象徴かなというふうに思ってございます。

豊島区役所としても、一事業者でございますので、当然、区として、区の政策としては将来的に2030年にCO2で申しますと、39%削減という目標を掲げてございます。区役所といたしましても、同じような形で平成35年、2023年までに19.3%、3,085トンのCO2削減を目指そうというもので、行動配慮計画ということを定めてございます。こういった取組は、ただ単に一つのことを行えばCO2の削減なり、環境に取り組むということは、なかなか難しいわけでございますが、例えば電気自動車の導入とか、様々な形を取り組みながら進めていこうということで、今豊島区としてもエコアクション21という認証を受けてございまして、今年はちょうど改定の時期でございまして、ちょうど審査が終わったところでございます。恐らく、改めてエコアクション21が更新されるであろうというふうに報告を受けてございますが、こういった全庁的な取組も含めて、私どもも様々な形で取り組んでいくというものでございまして、区の施策として取り組むという1点と、それから、区役所として率先して取り組むという2本柱で取り組んでいくのが非常に大切な視点かなというふうに考えております。

○木下広委員  エコアクションの件についても触れていただきまして、現在更新中だということで。

だから、そもそも今までこの新しい庁舎を中心で取り組んできた、そういう環境の取組自体がこの春のSDGsの未来都市だとか、モデル事業の選定を受けたということで、やってきたことはほとんど一緒なんで、それはそれで流れに乗ってくると思うんですけども、これからもこのSDGsの未来都市として、また、モデル事業として、基本計画に基づいた取組についてはどのような計画というか、取組があるのか、大体の内容でいいので教えていただければと思います。

○岡田環境政策課長  この環境基本計画におきましては、当初からSDGsの取組を先取りした形で計画の中に取り組んでございます。SDGsの指標、あるいは目標等をどういう形で計画を達成していくのかということを定めてるわけでございますので、まさにSDGsの進行とともに私どもの環境の政策は同時並行で進んでいくんだろうというふうに思ってございます。今のところ、街路灯のLED化とか様々な形で省エネ化が進んでるわけでございますが、今後は、例えば秩父新電力、秩父市が新たに立ち上げた電力会社との提携や、あるいは、カーボンオフセットなどの様々な対策も環境政策課としては実施してございます。いずれにしましても、全庁的な取組を含めて総合的な対応をしていくのが必要かと思ってございますので、オールとしまで区民の方々と一緒に、それから、区内全庁的な取組で目標に向かって突き進んでいく、そのような所存でございます。

【ゼロカーボンシティ】

○木下広委員  その上で、環境省が提唱してます2050年までの二酸化炭素排出実質ゼロですね、去年ぐらいまでは4都市ぐらいしかなかったんですけど、この夏に来て、東京都をはじめ、京都、横浜を含めて159の自治体がこの2050年までのゼロカーボンシティの宣言をされているという、そういう報道というか、インターネットで出てくるんですよね。豊島区としてはSDGsの未来都市になって事業がスタートしたわけで、将来的には、やはりこのゼロカーボンのシティを目指すということだとは思うんですが、この辺の、何ていうか、まだ計画とはいかないとは思うんですけども、このゼロカーボンシティについての認識はどういうものがあるのかお教えいただければと思います。

○岡田環境政策課長  委員御指摘の中で2050年までに脱炭素を目指すゼロカーボン宣言という都市が、先ほど委員御指摘の150を超える都市でございます。この中に東京都もそうですし、豊島区と姉妹都市を締結してる秩父市もこういった宣言に参加してるところでございまして、脱炭素に向けた形で、私どもは基本計画の中では、当然限りなくゼロに近づけていこうという目標を定めながら計画をつくっているところでございます。特別区の動向から申しますと、葛飾区が先行して実施をしてございまして、その特別区の議論の中で、23区統一した形で、一つのゼロカーボン宣言の方向を検討していきましょうということが俎上に上ってございます。当然、豊島区も23区の構成要員の一自治体でございますので、豊島区として、どう取り組んでいくか、それから、23区としてどう取り組んでいくかと、きちんとした精査をしながら、あくまでも温室効果ガスゼロという目標に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。