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平成20年 決算委員会・生活産業費

2008年10月 9日

中小企業支援策の創業・起業支援事業と‘ものづくりメッセの’充実

木下広委員
私の方からは5分、6分切りましたので、ものづくりメッセですね、第1回のものづくりメッセが3月に行われまして、私どもとしては非常にすばらしい取組みであったと聞いておりますし、また関わったいろいろな業界の方からも、もっともっと発展してすばらしいものにしていきたいというような声も伺っておりますけども、このものづくりメッセを行った背景と、その趣旨と、またその結果についてはどういう認識をされているのか、まず伺いたいと思います。

高橋生活産業課長
としまものづくりメッセにつきましては、本年の3月、第1回目という形で開催させていただきました。豊島区の方でも中小企業、そして特にものづくり関係の会社でございますが、平成10年に651件あったのが、平成18年まで6割減というような、271件と大幅に減少している、そのような背景、また事業所そのものも減っているような状況、ここの、このような状況に危機感を抱きまして、私どもといたしましても、ものづくりを中心とした豊島区内の産業、中小企業さんを支援していく、そのような必要性から、第1回目のものづくりメッセ、開催させていただいたとこでございます。
3日間開催させていただきまして、1万2,000人弱の方にお越しいただいた、また企業ですね、団体合わせて73の団体にご出店いただいたということで、第1回目としては、たくさんの方にお越しいただきありがたかったなというふうに思っています。
実際アンケート結果などを見ましても、ご参加いただいた方々のアンケートの7割以上の方が、満足又はやや満足というようなお答え、またご出店いただいた方々も、6割以上の方が、今後も出店を検討したり予定したりしていただけるというようなご回答をいただいてございます。
第1回目ということもございまして、PRや企業募集などに多少課題もございましたけど、概ね成功であったんではないかというふうに感じているとこでございます。

木下広委員
そういう意味で、ちょっと細かい、今後の展開の中で取り組んでいただきたい課題としては、まずやっぱり行政単独でやる場合と比べまして、産業協会さんだとか商工会議所さんだとか、そういうやっぱり民間の方がやると、本当に広報の広報紙にしても、またそういう広報のIT化だとかペーパーのデザインだとか、そういうものについても、本当に何というか、印刷組合さんも絡んでましたんで、メーンでやってらっしゃいましんたんで、もうすばらしいものがあるなっていう、そういう面があります。
今回、第1回目でございますので、第2回目についてももう既に日にちもアナウンスをされて、本当に積極的に各関連の皆さんが一生懸命やってくださることがわかるんですが、その中で、やっぱり現実的な受発注のそういう機会になるための努力というのがやっぱり必要になってくるんじゃないかなと思います。
また、その中で、受発注の中でも異業種間交流、従来やられてたものも、こういう一堂に会して何万人と集まるところで短期間の中でできるということについては、ますますその中身を充実して、そういう異業種間のそういう受発注の機会としてやっていく必要もあると思いますけれども、2回目のその取組みについて、この辺のところはどういうお考えになっているのか、お伺いいたします。

高橋生活産業課長
まさに委員ご指摘のとおり、第1回目のものづくりメッセにつきましては、ものづくり産業をPRするという意味では大変効果あったと思いますが、少々ビジネス色が弱かった面があると私どもも感じております。第2回目につきましては、そのビジネスの具体的なメリットになるような方策、これをいろいろ考えていきたいというふうに思っております。
委員ご提案のございました、例えば異業種交流会だとか受発注交換会、このようなものをこのものづくりメッセの会場で開催できないか。また、実際ビジネスを目的にしていらっしゃった方々が役に立つようなセミナーや講演会、あとはいろいろな形の相談窓口、例えば環境産業だとか事業承継とかいろいろございますが、そういう専門的な相談窓口などもできないか、そういうことも含めて、第2回目は今までの一般区民向けのものづくり産業をPRするとともに、そういうビジネスの具体的なメリットに結びつくような企画を今、検討しているとこでございます。

木下広委員
そういう意味では、19年度の成果表の中にも、創業・起業推進の事業だとか、事業継承の相談のことだとかでありますけれども、その辺もトータルとして、豊島区の行政としての産業の支援ということでは、ものづくりメッセを1つの核として、多角的で、なおかつ、やってる期間は数日ですけども、実行委員会というか、その窓口自体は生活産業課の方に置いてあるわけですから、常にそこでそういう産業振興の全体をものづくりメッセを中心にやっていくというような展開を期待をしたいと思いますけれども、その辺最後一言だけお願いします。

高橋生活産業課長
まさに私ども取り組んでいくこと、ものづくりメッセを契機として産業振興施策充実させてやっていきたいというふうに考えております。