平成26年予算委員会  議会総務費 2月28日2014

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議会改革議論を纏め、より開かれた議会を

○木下広委員  おはようございます。私どもにとっては最後の予算の委員会ということになりますし、また、26年度の予算が執行されて、26年度の決算をする場は新しい庁舎の議事堂の中でやるという、議事堂というか、庁舎の施設になるということになって、そういう意味では、区長が盛んに27年春の開庁を目指して、スムーズな、行政サービスの遅滞のないような準備と、また豊島区大改造プロジェクトということで、職員の皆さん方が区民ファーストでしたっけ、お客様を大事にしますというのを区長、副区長みずから受講されて、そういうように大きく役所を変えていくという姿を見させていただいた、本当に大きな時代の変わり目に来ているなと思います。

 私のほうからは、余り答弁は要らないんですけれども、そういうような区が大きく変わるときに当たって、やはり議会もそれなりにちゃんとした姿で新庁舎を目指すべきだというのが私ども公明党のスタンスでございますので、その辺を中心に、どっちかといったら公明党の意見を述べるような感じになるかもわかりませんけれども、最初のころは、お聞きいただきたいと思います。

 まず最初に、きょうは辻薫議員の誕生日でございまして、日曜日明けて月曜日の委員会になると、今度は中島義春委員が3月3日の誕生日ということで、私は3月20日の誕生日。何の関係もありませんけれども、フェイスブックやっていらっしゃる方は、お友達に、お誕生日おめでとうというメールを入れていただくと、本人も喜ぶと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 今期、23年の東北の大震災直後の選挙で選ばれた36名でスタートしたわけですけれども、もうあと残すところ1年ということになります。ちょうど豊島区の庁舎も27年の春、完成ということで、新しい庁舎に入れるのが今ここにいる議員の中で何人いるかというようなシビアな話にもなってくると思うんですけれども、それは置いておいて、やはり高野区長を中心として、役所が一丸となって新しい庁舎の中で区民サービスと新しい区の姿を区民に見せていくという、そういう中で、私どもとしては、やはり議会としても、より開かれた議会として、またもっともっと議員提案のいろいろな政策なんかを提案できるような、そういう環境づくりをということで、23年スタートしたときには、議会改革検討会というのがスタートいたしました。

 これについては前年の22年のときにも、私ども、議会改革検討会を立ち上げて、議会のさまざまな課題を検討しようよということで提案をしたんですけれども、ほとんどの会派は、そうだそうだということで、やろうということ、22年の当時は議長は堀議長ですね、今、都議会議員になられた。副議長はうちの此島議員。此島澄子副議長のもとで検討会を立ち上げようと思ったんですけれど、結局できなかった。幹事長会で議論をすればいいじゃないかという当時の意見だと記憶しております。

 選挙を経て、里中議長、島村副議長のもとで検討会が無事立ち上がりまして、より開かれた議会へということで検討会を立ち上げて、23年、24年、25年と3年にわたって都合27回の検討会が重ねられまして、一番最初のスタートは、各会派から、それぞれの会派の検討すべき課題を出していただいて、それが大ざっぱに言うと22項目あったわけですけれども、それについて、忙しい中、検討会の委員の皆さん方、頑張っていただいて、27回重ねられて、ある程度、ある程度じゃないや、全会派一致でできたこと、例えば災害時の議会対応のあり方なんかは、各会派、御協力いただいて、そういうような要綱にもなりましたし、また、議会だよりの編集委員会だっけ、何だっけ。広報編集委員会ね。それも立ち上げまして、次の区議会だよりから、そういうような議員の中で編集されて議論がされたやつが議会だよりとして出てくるとか、いろいろな、その3年間の成果はいろいろあると思うんですけども。

 その事務局に与えられた、佐藤事務局長は途中で来られたからあれなんですけど、城山、別名シロクマ君と僕たちは言っていますけど、城山課長が23年、課長になってから、特にこの議会改革の段取りをずっとつけていただいていまして、はっきり言いますと、城山課長、頭がいいものですから、そういう議会の仕事も、今まで役所の中でやっていた仕事みたいに、ぱっぱ、ぱっぱと先取りして先取りして、議員も言っていないことまで何か段取りとっちゃったというところもあって、一時、藤本委員と私と、何だ、こいつはと。議会事務局にこういうのは見たことないということで副区長に文句を言ったことも覚えていますけれども、しかし、それがこの3年間の議会改革を重ねる中で、本当にほかの自治体では考えられないような議会改革についてのマニュアルというか、資料というか、それがもう本当に積み重なってきたということで、私は、大いに評価をさせていただいて、二、三年前の副区長に文句を言ったことは撤回させていただきたいと思うんですけれども。

 また、私ども会派としても、23年、選挙が終わってから、まず東京都内で初めて議会基本条例をつくった多摩市のところへ行って、議会改革のそういう姿勢なんかを勉強したりして、都合、去年は新潟の上越市に行って、議会改革の議会の広報だとか、いろいろな議会改革を勉強し、新潟も行って。それで、あげくの果てには、議会改革が一番進んでいるという三重県まで行って、三重県は僕の生まれ故郷でございますので、喜んで行って。そのときは豊島区と友好協定を結んでいる名張市にまず最初に行って、名張市、ちょうど議会中だったので、昼間の視察はできなかったんですけれど、夜、向こうの議員たちと懇談をさせていただいて、翌日、三重県議会の通年議会だとか、視察させていただいたりして、そういう意味では、私ども公明党としても、やはり新しい庁舎ができる区としても、そういう本当に新しい姿で区民サービスをスタートするという段にあって、議会としても新しい議事堂の中で仕事をするに当たっては、区民に何らかの、議会としても改革をしているんですよという姿をやはり明らかにしていく必要がある。その勝負の最後の1年じゃないかなということでとらえているところでございます。

 せっかくですので、27回の検討会、重ねられまして、各会派いろいろな御意見がある中で回数を重ねられたんですけれども、事務局に当たられた城山課長のほうからの感想といいますか、今後の方向性も含めて御発言をいただければと思います。

○城山議会総務課長  御指名でございますので、議会改革に係る感想ということでございます。

 合計27回の検討会を行いまして、議会のあり方について議員の皆様の検討が促進するように、事務局としてできる限りの整理をさせていただいたというのが活動の報告でございます。ただ、その報告に当たりましては、23区にとどまることなく、全国の議会の活動状況も調査をいたしまして、議員の皆様に、日本の中心にある豊島区としてどういう議会活動がふさわしいのかということを考えていただけるような資料は用意をさせていただいたかというふうに思います。

 私は事務局でございますので、議会改革のあり方について、とやかくコメントを申し上げる立場にはないというふうには考えてございますけれども、ただ、本区は自治の推進に関する基本条例も持っておりますし、その中に議会、あるいは議員の活動についての明文も持ってございます。そういった規範がある中で、さらにその規範の中身をどのように具体的に示していくか、あるいは議員の行動基準をどういうふうに定めていくかということについては、我々も区民も一緒になってそれは考えていくべきものであろうということは、議会と議員の先生方と私ども事務局も一致して持っているのではないかというふうに考えでございます。そういったことを検討会を通じて改めて再認識をしたということにおいては大きな意義があろうかというふうに考えてございます。

 なお、議会改革につきましては、議会の問題でございますので、今後、議会の先生方の中で討議を進めていただきまして、さらに御発展あることをお祈りしてございます。