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平成21年 予算特別委員会・公債費

正しい財政規律のもと必要な時には財政出動を視野を

2009年3月17日

木下広委員
僕の方からは、ちょっと概括的な、基本的なところを確認をさせていただければと思います。 貯金しながら、また新しいニーズに応えて貯金を取り崩して政策にしていくだとか、非常にここまで経済が厳しくなってくると非常に難しいとは思うのですけども、一応、借金を今年1年間でどれぐらい返していこうかというのは、大体、年度当初、スタートで計画はすることはする。それでスタートした上で、途中でやっぱりもっともっと経済環境が厳しくなってきたりすると、やっぱりちょっと借金返してる場合じゃないということで、一般施策とか、そっちの方に振り分けざるを得ないというような、そういうような状況も出てくると思うのですけども、その辺の借金を返していく計画的なものと現実的な対応という、その辺の考え方といいますか、その辺はどう取り組まれるのか、ちょっと確認させていただきたいと思います。

吉末財政課長
これは公債費とか土地開発公社の分割償還金が当てはまるわけでございますけど、私どもといたしましては、こちらの年次、協定がございますので、それから借り入れの条件もございますので、当初決められた部分の当該年度の償還額は必ず確保する、そういった考えできちんと減債基金等も積んでるわけでございます。そうした中で、土地開発公社の繰り上げ償還ということになりますと、やはり景気の動向に左右される部分がございまして、かつ区民の皆様に対する行政サービスの水準を低下させない、こういう大前提がございますので、年度途中でそういう余裕財源が生じたというようなことがございますと、例えば繰越金や基金を取り崩しをいたしまして活用して繰り上げ返済を行い、将来負担を軽減する、こういった考えで行ってるわけでございまして、どうしても必要な部分の義務的な部分に係る公債費等につきましては、きちんと当初予算に計上させていただいているところでございます。

木下広委員

あと、基金については、高野区長が区長になられてから大変苦労されて、現在では大分、そういった意味でも基金の方もいろいろ、先程のご質問もありましたけれども、順調にといいますか、まあまあほかに比べれば、まだまだなところはありますけども、その基金を取り崩して新しい事業をやるというところと、要は緊急に対応しないといけないようなことが出てくるじゃないですか。例えばちょっと大昔ですけど、O157が蔓延して、学校の給食室をばあっと変えただとか、あとは冬にインフルエンザが大流行して、インフルエンザのあれを確保しないといけないとかといった場合に、ちょっと教えてもらいたいのですけど、各部局にある予備費だとかってあるのではないですか。そういうもので対応する場合と、あと、それぞれの政策的なところでやっている貯金をおろすとかという、その辺はどういう対応の仕方があるんですか。それはもう本当にケース・バイ・ケースというところなんですか。

吉末財政課長

まず、所管の当初予算の中でも執行残とかが出てくるわけでございますので、その中で対応できる部分については、当初予算の流用等で対応する場合もございますし、また、緊急な場合とか金額がそんなに多くないとか、あと比較的軽易なケースの場合には予備費をもって対応する部分がございますが、これも1億5,000万円というような議決をいただくわけでございますので、そんなに多くはないということで、対応できる範囲も限られてございます。 その一方で、補正予算とか基金を取り崩して対応するというのは政策的な部分がございますし、インフルエンザとか、先程おっしゃったような部分ですと、なかなか予備費や所管の当初予算では対応できない部分でございますので、補正予算を組んで、また補正予算の財源が足りない場合には基金を取り崩して対応する、このような対応を図っているところでございます。

木下広委員

本当にちょっと経済状況が厳しい21年、22年、この数年厳しい、そういうことが見込まれますので、かといって、やらなければいけない仕事をやっぱりやっていかないといけない、というところもありますので、その辺、しっかり見極めていただいて、また私ども、できるだけご協力させていただきながらやっていきたいと思いますので、その辺の間違いのない運営をよろしくお願いしたいと思います。私の方からは、以上でございます。