平成26年予特 清掃環境都市整備土木費( 3月 4日)

木密の10年プロジェクト、燃えない街づくり

○木下広委員  私からは、特定整備路線とか、本当に本区が今まで抱えてきた木造密集地域の大きな解消事業というのが具体的に本当に進むようなところに来ていまして、ちょっと特定整備路線は本当にこの数年の間で出てきた話なんですけども、そもそもこの都市計画道路の道路網については、現在、第3次の最中であると私どもは認識しているんですけども、この都市計画道路の道路網についての今までの流れと今後の流れについて最初に確認をさせていただきたいと思います。

○奥島都市計画課長  東京都区部の都市計画道路については、主には戦災復興の都市計画で昭和21年になりますけれども、ネットワークが形成をされております。幾度か見直しがありましたけれども、一番大きいのは昭和56年、今、第3次事業化計画ですけども、第1次の事業化計画がスタートしております。第2次が平成3年、第3次が平成16年ということで、そのやり方として第1次、第2次については東京都が主体になって計画をつくってきたと。第3次から都区共同でつくっているという状況でございます。この第3次が平成27年度までということで、現時点で第4次に向けた検討がようやくスタートしたというところでございます。

○木下広委員  その途中で3.11を契機とした10年プロジェクトというのが入ってきて、いきなり今まで課題であったそういう安心のまちづくりというか、道づくりがスタートしたということだと思うんですけども、この第4次に向けての本区の、現在、特定整備路線の指定というのは、それはもちろんこれは絶対32年までにやっていかないといけないと思うんですけども、それ以降の4次についてのお考えについては、過去にもいろいろ議論があったと思うんですけども、今のところの区の認識をちょっと確認をしたいと思います。

○奥島都市計画課長  先ほど申し上げましたように、検討自体は東京都、都と区で共同して行っております。昨年9月にスタートしたばかりでございまして、27年度末に向けて策定を検討していくという段階でございます。その中で、第3次事業化計画の際もそうだったんですけども、その間に中間まとめを行い、最終的な整備方針の策定というところで2回パブリックコメントを共同で東京都が行っていると。その中で御意見を賜っていくというスタンスになってまいります。

○木下広委員  木密の10年プロジェクトをとにかくまず完成させないといけないということで、区としては東京都とも取り組んでいるところだと思うんですけれども、よく僕たちも聞かれるのは、目白の勤福から先の73号だとか、長崎六丁目の補助172号のそのまま延長だとか、この辺についても、もちろん現在の特定整備路線の成功というのは、それはしっかり区民の皆さんに対して責務があると思うんですけども、今後のそういうまだまだ課題のあるところについても鋭意、長期的な視点でしっかりと取り組むような形で東京都とやっていきたいということがありますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それで、ちょっとその特定整備路線の172号線、私は長崎三丁目に住んでいるもんですから、毎日そこを通りながら生活をしておりまして、昨年、測量の説明会が終わって、アンケートも終わって、具体的にいろいろ積み重ねてくるというような現状なんですけども、やはり千早地域の先行していた26号については本当に地権者のための相談センターというか、それができたと思うんですけども、この172号の長崎一丁目から四丁目についての、まだまだ測量が始まったばっかですから、地権者への相談ということにはいかないと思うんですけども、その事業のいろいろな何か問い合わせするだとか、そういったものについては従来どおり四建と区のほうでやっていくというところは、もう26年度も変わらないのかどうなのか、ちょっとその辺だけ確認させていただきたいと思います。

○増子都市再生担当課長  地権者の方の相談ということでございますが、まだ172号線につきましてはもう少し測量に時間がかかりますので、現地の相談窓口というのは東京都が設置するのは恐らくもう1年ぐらい先の話になろうかなと思います。それまでは、今まで地域まちづくり課で設置してきました窓口と東京都の第四建設事務所の窓口ということで、引き続き、一つ一つ丁寧に対応していくということで考えております。

 また、ホームページ等でもその辺の御案内もできるような形になっておりますので、そちらもごらんいただければと考えています。

 また、不燃化特区が4月1日に指定をされる予定になっておりますので、指定後には区の専門家派遣等、建てかえ相談等のところでも相談ができるような形にもなってまいりますので、いろいろさまざまな形を通じて相談体制とっていきたいと思います。

○木下広委員  長崎一丁目から四丁目、五丁目にかけては、一番距離が長いということで、本当にこの長崎一丁目部分と二丁目・三丁目部分と四丁目の商店街があるところと、エリアによって全然違う環境がある中ですので、一体的に高さ制限をかけるだとか、そういったところなんかはわかるんですけども、もっと踏み込んだ、いわゆるまちのコミュニティだとか、商店街については本当に細かく御意見をいただきながら、それぞれまちづくりをしていくという姿勢が本当に大事になってくるというのが、いろんな方とお話をしていると、本当にそういうのをよく実感をいたしますので、とにかく丁寧にやっていただきたいと思います。

 もう1つ、まちの1つの声として、まだまだ測量が始まったばっかなんで、その先にどういう姿になるかとかというのもまだまだだと思うんですけども、一定の方向性が決まった段階で近隣の子どもたちにこの新しい道路はこうあるといいよだとか、そういうものもちょっとアイデアを出すというか、そういうこともやってもらったらどうかという、ちょっと保護者の方からの御意見もありました。それはこれからまだまだ先の話なんですけども、いずれにしても今まで6メートルの道路を16メートルに拡幅するということは、本当に渡るだけでお年寄りなんかは大変に心配をされているところもありますし、また商店街の商売の部分もありますし、また、町会も僕は長崎三丁目なんですけど、長崎三丁目の西武線の線路側と長崎公園側と大きくこの2つに分かれるという、そういった構図の御心配の声も聞いていますので、とにかく丁寧に、だけどもやっぱり首都直下型地震だとか大災害時を想定した場合の安全なまちづくりと考えた場合は、東京都がそういう大きな決断をして、そういう安心なまちづくりに踏み込んだということは本当にチャンスだと思いますので、何とかそれを逃さず、しっかりと取り組んでいただきたいと、そういう思いがありますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それで、商店街と町会とをもう1つよろしくお願いしたいと思います。

 以上です。