H25年決算 議会・総務費(10月7日)

第二次行政情報化計画と新庁舎IT化

○木下広委員  総括質疑ではちょっと言わなかったんですけど、公明党は決算、予算の前に集中的に各部の皆さん方に来ていただいて勉強会をやっていまして、今回の決算におきましてもこちらの総務部さん、政経部さん、またさまざまな皆さん方から資料をいただいて勉強会をさせていただいて、本当に貴重な時間をとっていただきましたこと、改めて御礼を申し上げたいと思います。

 また、こうやって見ていますと、総務部長さんの顔と総務課長さんの顔を見ていると、やっぱり体が大事だなということで、くれぐれも皆さん、副区長様も含めまして、平成24年は当該年度はセーフコミュニティでも本当に大変に忙しい1年だったと思います。それがちょっと大事な方のお体のところに来たのかなということで、皆さん方、みんな大事ですので、お体をどうぞお大事にしていただいて、これからもお進めいただきたいと思いますとか言いながら、余計なことを言っていると、また委員長から弁士中止のボタンを押されますので、余計なことはこれぐらいにして、私のほうからは、情報化について、ちょっともう細かいことは余りあれなので、大体の流れと今後の確認をさせていただきたいと思います。

 ここに来て、うちの第2次行政情報化実施計画のほうが順調というか一生懸命やっていらっしゃると思うんですけれども、23年度から計画的に27年度に向けての情報化の実施計画が今されていると思うんですけど、この辺の現状と費用面も含めた取り組みの内容をちょっとお聞かせいただければと思います。

○高橋情報管理課長  今、委員から御質問受けました第2次情報化実施計画でございます。特徴としましては、前々から高野区長がよく申していますように、豊島区は非常に財政難ということで、周辺の自治体から比較すると情報化がおくれていたと。これを取り戻したいということで、前第1次計画で職員1人に1台パソコンですとか、財務会計システム等の導入をしました。

 第2次計画につきましては、そういった行政の内部の情報化はある程度終わったということで、次は区民サービスのほうの情報化をしていきたいということで、今回の23年からの計画に入ってございます。これまで、基幹系システムの入れかえですとか、それから、学校図書システム、こういったものの導入もしております。この後、防災システムですとか、それから、新庁舎を目指して新しいシステムを入れていきたいと思っておりますが、第1次計画では費用面が、予算総額が13億2,000万に対しまして12億1,000万余で済みました。

 ただ、第2次計画につきましては、あえてこの予算額を示してございません。といいますのも、この情報化につきましては日進月歩の世界でございまして、クラウド技術等そういった新しい技術も入っておりますので、そのときそのときに新規拡充事業で予算要求をしていきながら情報化を進めていきたいと考えてございます。

○木下広委員  順調にその辺のところが進んでいながら、あとはいろいろな、環境的に新しいものが入ってきて、その対応にも追われているような形だと思うんですけども、はっきり言って、本当に10年前、15年前のうちの情報化というのは大変におくれていて、私も議員になってから再三言ったんですけども、なかなか、一番最初、僕、加藤区長のときだったんですけど、何遍も言いますけど、僕、1期のときに、いろいろ、eメールを使った情報発信だとか情報のやりとりとかと言ったら、加藤区長と、あとそのときの助役さんが、とにかくおれら2人はこれで今まで仕事をやってきた、これということはパソコンじゃなくて、そろばんですよね。そろばんでやった人生なんだから、木下君の言っている、そういう新しいパソコンだとかそんなのは必要ないんだみたいな、これは冗談半分で、半分本気で言われたことを思い出しますけども、今そんなことを理事者が言っていたら大変なことだと思うんですけども。

 いずれにしても、今までおくれていた分を、27年の新庁舎でしっかりと取り戻した上で、なおかつ、やはり庁舎も60年、100年先に向けた庁舎の整備だと思いますので、今までのおくれた分をどういう形で取り返していくかとかというその辺の計画というか、おつもりとか、そういうのは持っていらっしゃるのかどうか、ちょっとお聞かせいただければと思います。

○高橋情報管理課長  おくれてきた情報化を取り戻すというだけではなく、新庁舎では一歩先んじた情報化を進めたいということで、今御案内のとおり、総合窓口のシステム、それから福祉のほうでは相談システムということで、ワンストップで区民の方々が歩き回ることなく庁舎を御利用できるようなサービスというのを努めております。

 また、それを下支えするものとして、今、検討段階ではございますけども、コールセンターのシステムやIP電話を使った職員の情報共有を進めるようなシステムというのをつくっております。これらはすべて情報基盤という1つの基盤の上につくることで、1台のパソコンでいろんなことができる、それが非常に肝だと思っております。これらのことを生かして、ぜひ他区よりも先んじた情報化というのを実現したいと思っております。