平成28年決算特別委員会(10月 5日)歳入① 木下
納付案内センター・収納率の向上

○木下広委員 お疲れさまでございます。私からは、収納率の向上ということで、今年度、納付案内センターだとかをつくられまして、本当に御検討されたということも、初日にもほかの委員からも多々あったと思うんですけれども、大変に成果は上がっているということで、一言御礼を含めて確認をさせていただくために発言をさせていただきました。?
 決算の審査意見書にも、この収入未済、また不納欠損についての記載がございまして、一般会計に3特別会計を加えた収入未済額が50億9,900万円ということになって、前年度に比べて4.3%減となったと書かれております。この内訳といいますか、大体の内訳を簡単に教えていただければと思います。?

○三沢収納推進担当課長 内訳でございますけれども、特別区民税が9億2,000万円の増、率にして3.5%のプラス、軽自動車税がほぼこれは同額となって推移しております。特別区たばこ税につきましては6,800万円の減、1.9%のマイナス、先ほどの狭小住戸集合住宅税につきましては3,500万円の増、9.1%のプラスという内訳となってございます。?

○木下広委員  その中でちゃんと収入が図れているかどうかということで、毎年、私どもも注視をしているんですけれども、今年度については、収納推進担当課を新設されて、納付案内センターなどの取り組みをされたということでございます。結構な実績が上げられたということで、私どもも認識しておりますけれども、この辺の収納に対するわざわざこういうような体制をとったという背景については、どういうものがあるのかというのを簡潔にお答えいただければと思います。

○三沢収納推進担当課長  本区、これまでは実はいわゆる滞納繰越額がまだまだ23区の中で比べても多い状況でございました。ただ、滞納繰り越しにつきましては、いわゆる正規職員でなければならない、徴税法の中で徴税吏員でなければならないという制約がありますことから、どうしても職員は多額の滞納整理に回らざるを得ない。
 ただ、一方で現年分につきましても、これはしっかりと期限内に取り立てをしませんと、また翌年度滞納繰り越しになってしまうということで、こちらに対して足りない職員のマンパワーをどう補う手法があるかということで、いわゆる業務委託という形で、現年分については、納付案内センターを活用して、車の両輪として現年分と滞納繰越分をともに回収を進めていくというような背景があって、導入したものでございます。

○木下広委員  その中で、4つの交付金のそれぞれの収納に対して、さらに電話の催告だとか、直接訪問催告をされたりして、いろいろ汗をかかれて取り組んでいるということも書かれております。
 やはり収納についてどんだけ収納率が上がったかという数字は、他区と比べるとよくわかると思うんですけれども、今回の決算の監査委員の意見書の中にも、23区の順位の推移が平成23年から平成27年まで書かれていますけれども、当該年度とその直近の年度について、他区との比較を一応おさらいのために教えていただければと思います。

○三沢収納推進担当課長  直近のものですと、例えば3年前ですと、本区の収納率は91.07%とようやく90%を何とか超えるような状況でした。これが年々先ほどの納付案内センターの導入等を初め収納率について上げ始めまして、平成27年度決算に当たりましては、これまで平成に入って過去最高の数字である収納率95.28%、初めて95%を上回るに至りまして、23区における順位につきましても、23区平均を初めて超えるという非常にいい成績を出したと考えているところでございます。
 それまでは、なかなか23区平均、もう少しで届きそうだったのですが、23区も皆しのぎ合って収納率を上げていますので、なかなか超えられなかった。これが初めて平成27年度決算で超えたというような決算となってございます。

○木下広委員  やはり時代がいろいろ効果は変わっていっても、納めていただくべきものについては、しっかりと納めていただくような体制をとっていくというのも、行政の立場であると思います。