平成28年決特委員会 環境都市整備土木 木下(10月 3日)

①木造密集地域不燃化事業

○木下広委員  お疲れさまでございます。10分をめどに、私のほうからは都市整備関係、長崎を中心に活動しているものですから、木密のそういう宿題もいただいておりますし、また、リノベーションのシーナと一平さんの事業なんかもちょっと聞いてくれとかと言われているんですけども、きょうは木密関係の整備、先ほども午前中の審査でもありましたけども、そういう意味では、本当に木造密集地域が多い地域、長崎、南長崎というのは、もう本当に東京都の中でも木密の密集地域ということで、大きな災害があったときには燃え広がらないまちとして整備することが、もう本当に長年の大きな課題であったのが、東日本大震災を契機にして東京都のほうで大きくシフトして、10年プロジェクトという形でスタートして、私どもとしては、もう本当にそういう意味では安心・安全なまちの本当に大きなチャンスが来たということで、まちのほうにも説明をして協力をしてきたつもりでございます。しかしながら、午前中の審査でもありました、また、理事者からいただいた不燃化特区の推進事業だとか、具体的な居住環境整備だとか、具体的な事業の成果を見ていると、数がまだまだ少ないという、そういう実感をしていまして、本当に大変な労力がかかる仕事だなというのがひしひしとして感じているところです。

 不燃化の道路だけじゃなくて、その地域の燃えないまちづくりのさまざまなメニューもそろえていただいて、徐々に長崎地域では木造住宅が改築されて壊されて、そういうふうになっているというのは地元の皆さん方も見てわかっているんですけども、10年プロジェクトということですんで、1つの区切りとして10年という、そういう中で今後具体的にどう進めていくかということになると、やっぱり本当に大変だなという思いがするんですけども、これはどうなんでしょうかね。豊島区だけがやっぱりなかなか遅々として進まないという状況なのか、それとも他区と比べて東京都が打ち出した10年プロジェクトの進行状況というのはどうなのかというのが、もしおわかりになれば教えていただければと思います。

○野島地域まちづくり課長  長崎地区でございますけれども、平成24年の不燃領域率が55.4%だったのに対しまして、平成27年度の不燃領域率が65.17%に向上してございます。それから、不燃化特区の申請数でございますけれども、実は建てかえの助成については豊島区1番なんですね。不燃化特区やっているところ比較しますと、豊島区が1番。除却のほうは4位ということになっています。除却と建てかえ合わせましても1位が世田谷さん、2位が荒川さん、荒川さんはほとんど全区的にかかっているようなところですので、3位が豊島区ということで、豊島区が上位を占めているような状況にございます。