豊島区学校医会の『ワクチン講演会』に伺いました。毎年9月に行われます。田村先生の司会で猪狩学校医会会長さんが挨拶。全国医師会初のB型肝炎ワクチン補助が全国的に注目されており、子供の生命を守る取り組みに参加者の協力を要請。続いて、化血研究所ワクチン担当宇野先生からワクチンについて講演。B型肝炎ワクチンは世界中で毎年60万人の方が亡くなっており、最近唾液、尿からの感染も報告され、母子感染を防止するためにも接種勧奨を訴えました。

インフルエンザワクチン、鳥インフルエンザの最新情報と風疹対策について、過去の接種経過を紹介しながら、赤ちゃんの命を守るため、官民協力した対策等のお話しがありました。
講演後質疑があり、区立中学の養護教諭から子宮けいがんワクチンについて質問、宇野先生から『厚生労働省の副反応部会で他国の症例デ-タを更に収集し、安全である事を証明する科学的な数値を重ねる作業をしている。他国では-がんを予防できるワクチンという事で広く接種している現状。副反応部会から一定の方向性がでる予定。但し、希望者には、十分な説明をした上で接種している』とのお話しがありました。 子供たちの生命を守る対策を様々推進していきます。
留萌市をあとにして、15時半から札幌『食と観光情報館-KITA・BELL』に伺い竹花館長さんから案内所、4ヶ国語による案内所、観光情報コーナー、障害者作業所販売コ-ナ-等館内を視察しなから説明を受けました。

道内には179の市町村があり、都道府県と市町村、JRの3者による情報拠点は全国初として注目されています。
運営は道観光協会が受けおっています。従来は札幌駅内にJRと、市と道が別々に案内所を運営していたが、市では他都市の資料がなく観光客への情報一元化を図るため平成19年にオープンしました。
視察中にも何組かの外国人が案内所で相談する姿がありました。毎年154万人が利用します。竹花館長さんからは、情報パンフレット1000種類の管理に気を使っわれているとの事でした。
会派視察3日目。留萌市の健康施策の調査です。
留萌市は、北海道西北部における留萌支庁管内の中心都市であり、水産加工を基幹産業とし、さらに国の重要港湾を核として、たゆまぬ発展を続けている町です。
市の地形は、東西に走る留萌川を中心に両翼には平原、丘陵が続き、南側の地形は比較的高度のある山並みがあり、北部は低位な丘陵地です。
市の中心部は商店街によって形成され、南部には官公庁、学校、住宅地が広がっています。平成19年4月から自治基本条例を施行。
豊かな自然に恵まれた留萌市は、西には日本海、南北には暑寒別天売焼尻国定公園が連なり、暑寒別山系をはじめ夢の浮島といわれる天売・焼尻が望まれます。特に晴れた日には、遠く利尻・礼文の島影が夕陽の輝く日本海に浮かぶ姿が見られ、風光明媚な町です。
人口2万5千人。297キロ平方m。平成17年健康都市宣言。平成21年留萌健康の駅。るもいコートピア構想、予防医学から地域の課題を洗い出し、介護疾病リスクの早期検出調査事業を勉強します。


留萌市の「健康の駅」では、るもい市民健康部コホートピア推進室竹内学主査さら事業の概要説明を受けたのち、館内見学し、我々も、骨密度、血圧、血流等健康度チェックを行いました。
『健康の駅』は、元北海道職員の宿泊施設を市に無償貸与されたものです。札幌医科大学の先生が理事長を努められ、高齢化率が30%を超えた市民の健康づくりを官・民・学共同で実施するもので、健康チェック、ウォーキングマシン等体力づくり等無料で利用可能です。
学との共同では、医科大学と連携した実態調査、医科大学生の実習を積極的に実施し、卒業後に、同市で働く環境作りにも取り組んでいます。
留萌市議会が昨日開会のため、市長、議長から歓迎のメッセージを頂きました。
占冠村はくもり。公明党会派視察第二日目です。
東川町の子育て支援策の視察。同町は、北海道のほぼ中央に位置し、日本最大の自然公園「大雪山国立公園」の区域の一部になっています。
北海道の峰といわれる大雪山連峰の最高峰旭岳(2,291m)は、東川町域に所在。豊富な森林資源と優れた自然の景観は、観光資源として高く評価されています。東川町域は約102.55k?となっています。人口7900人。
幼保一元化事業を平成15年から独自に実施。幼稚園と保育園の垣根を外して、地域で子育てを実施しています。豊島区も近年の待機児童の急激な伸びにあらゆる手段を講じる必要があります。
13時から東川町幼児センターで視察開始。『高校生の写真甲子園』、写真の町、東川町の松岡市郎町長、浜辺啓議長からご挨拶があり、鉄道、水道、国道の3つは無いが『北海』という誇れる『道』がある。未来の大切なこどもの育成を複合的に図り、人口増を果たしている、とお話しがありました。
町幼児センターの伊藤和代園長さんから平成15年開始された幼保一元化と子育て支援センターの経緯と現状。教育委員会こども課菅沼課長さんから『君の椅子プロジェクト』の説明がありました。
平成12年頃から検討を重ね、従来4ヶ所の幼稚園を一元化する特区の認可を受け平成15年から他自治体に先駆けて、幼保一元化が実現しました。3歳以上の町内のこどもは殆どが入園し、小学、中学校への移行がスムーズに進み幼小連携等大きな効果があがっています。最近では、0、1歳保育が増加しているそうです。検討段階では保育料と幼稚園利用料金の格差をどうしていくかがポイントだったそうです。


誕生したこどもに椅子を贈呈する『君の椅子』事業は東川町、剣淵町、愛別町、東神楽町の共同広域事業として平成21年から開始。副知事を勤めた磯田旭川市大学ゼミの提案で地場産業の木工と子育て施策が実現し、これまで585人に贈呈しました。1椅子あたり、3万円の事業で、こどもの居場所を明確にする事業として注目をあびています。東日本大震災では29家族に贈呈し、29家族の手記が感動を呼びました。今年からは乳歯と臍の緒入れも加わり、こどもの成長を町が温かく見まもっていきます。
更に他自治体の要望により、『君の椅子倶楽部』として、全国に呼びかけ、1椅子あたり4万5千円でどんなこどもにでも購入できる事になりました。
地域でこどもを見守る、取り組みに大いに参考になりました。

最初の視察先、本別町は、明治35年9月に本別ほか五ヵ村役場が設置されたのが行政の始まりとされており、以来110年の歴史を刻みます。肥沃な大地と恵まれた天候により、畑作と酪農が調和した農業を基幹産業とする我が国有数の食糧基地として、重要な役割を担っています。
人口は7,968人。今日は「ソーシャルファームジャパン十勝農場」の精神・身体障しょう者、ひきこもり、ニートと言われている方々に働く場を提供し大好評をはくし注目を集めている事業を勉強します。気温15度。東京とは20度近い気温差です。


福祉と豆の町、本別町では、町議会方川一郎議長、高橋正夫町長さんがご挨拶。食糧自給率1200%として、日本の食糧供給に大いに貢献している。TPPについては、格別注視している。農業と連携した福祉の町として正にソーシャルムファームを縦割りでなく、住民と一緒に町づくりに取り組んでいる等のお話しがありました。
NPOあうるずの菊地貞雄専務理事から、農村人口の減少と全飲食消費の帰属割合から生産者の利益率の低さに言及。その上でフランスで始まったソ-シャルファームの意義と平成23年10月設立の国土交通省の「新しい公共場づくりモデル事業」の十勝ソ-シャルネットワークによる障害者雇用で豊島区豊芯会理事長東京家政大学上野教授、日本財団、熊本菊地ファームと連携した取り組みを説明。
平成25年には、厚生労働省の全国10ヶ所の地域生活支援モデル事業として、生活困窮者やひきこもり、ニートの就労支援、家計再建への働く場の提供を進めています。
既に豊島区の上野教授や熊本菊地ファームで動きだしており、将来の充実が望まれます。
最大の課題は『販路拡大』であり、フランスではブランドとして国民に認知されている、障害者の作品を如何に、お金に替え、障害者の生活生活費とできるか?質・量ともの安定がポイントです。
