平成26年予算特別委員会  議会総務費 2月28日

rajio

臨時災害FM放送局の活用

○木下広委員  それに加えて、きょうからフェイスブック、ツイッターをスタートするということで、そういう長所や短所、短所をいかしちゃだめなんだな、長所をいかしながらですよね。短所を抑えながら、日進月歩のそういう情報の機器の進歩がありますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それで、この前の2月13日の朝日新聞で、北区が臨時災害FM放送局というのを、何か記事で見たんですけれども、公明党も大分前から一般質問で、FM、災害時にはラジオが大事だからと何遍も言ってきたんですけれど、そのたびごとに、電波の限りがあって新しい局の許可を得られませんと言って、本当につれなく、いつもやられたんですけれど、何でこれ、北区はオーケーなのか、ちょっとその辺を御説明いただければと思います。

○上野防災情報担当課長  今回、北区、平成26年度の予算の中で、今、御指摘の臨時災害FM放送局について予算を計上しているということでございます。こちら、北区のほうで事前に総務省とどのような、どこまでの詰めを行っているかというところは、ちょっと私、情報としては持っておらないところでございますが、北区の考えとしましては、やはりラジオという非常に身近な使いやすいものを、特に高齢者が多いということも含めて、そういった中で災害時に準備をしておくということ。それから、この臨時災害放送局というのは、災害が起きた場合に簡素な手続で、要は、例えば電話1本で総務省にオーケーしてもらえるというような、そういった制度でございまして、いわゆる、かねてから、豊島区でもいろいろ御要望、御提案いただいていましたコミュニティFMとはちょっと違う制度でございます。ただ、こちらについても、やはり電波の割り当てができれば、簡易な手続で運用できるという仕組みでございますので、電波の割り当てが受けられるかどうか、その点について北区がどれだけ詰めているかというところについては、ちょっと情報は持っておりませんので、仕組みとしては、今申し上げました仕組みですので、北区は、そういった仕組みを活用した備えをしていくということかと思っております。

○木下広委員  ということは、コミュニティFMじゃなくて、本当に臨時のときだけ、災害のときだけオーケーですよという、そういうのがあったんだ。前からあったんですか。佐藤企画課長に聞いてもあれだけど。だったら、そのように、僕たちが質問したときに、そうやって答弁してもらえばいいのに。前からあったの、そういう臨時の、災害時のそういったあれというような制度は。

○上野防災情報担当課長  この制度は、さかのぼりますと、阪神・淡路大震災のときにこういったものが始まったというふうに承知してございます。それが、その後の3.11東日本大震災の際に、この制度を活用して、東北の自治体がかなりの数でこの臨時災害放送局を開設して必要な情報を提供したということで、にわかにクローズアップされてきているということだと。そういう経過でございます。

 総務省としても、災害の備えということで、これについては、全国的に見た場合には、この制度の活用については、かなり積極的なスタンスでおると。したがって、その手続等についてもかなり簡素化になっているということということでございます。

○木下広委員  そういう意味では、北区はお隣で、うまくそんな、電波の話ですから、豊島区にも聞こえると思うので、ちょっとうまく連携をとって、使えるものは使えるように準備をしていただければと思います。

 大丈夫なんでしょう、ちょっと豊島の情報も流してくれとかというのは。そんな簡単にはいかないのか。

○上野防災情報担当課長  例えば、豊島区、北区によらず隣接区とこの制度が運用できればと。それが可能であれば、かなりさまざまなメリットがあるかと思っております。これについては、基本的には仕組み上、総務省の許可は、1つの許可は1つの区に対してするというような仕組みということでございます。ただ、その際に、例えば隣接区同士で例えば運用ですとか、あるいは申請の免許をどちらの区で申請するのかと。そういったことも含めて、その体制が整って、なおかつ、やはり最後はここに来てしまうんですが、複数の区のエリアをカバーできる電波の割り当てが受けられるのであれば、これは可能だというのは総務省の見解でございます。したがいまして、やはり最後、電波の割り当てがどの程度受けられるのかというところが現実的なボトルネックになってくるということでございます。

 ちなみに、去年、おととしくらいですが、ある区で、やはり電波の申請について、電波を活用したいということで、一定の調査費をかけて調査をしたという話を聞いておりまして、結局、それは難しいというような結論だったという情報は聞いてございます。

 そのような中で北区の取り組みがどうなるかというのは、これは実現できれば非常にすばらしいことだと思っておりますので、注視していきたいなと思ってございます。

○水島副区長  御質問にお答えしたいと思います。

 御案内のように、新庁舎で、総合防災システムを完備した防災センター、最新のものを準備したいと思っておりまして、北区のほう、ちょっと調査をいたしますけれども、可能であれば、積極的に取り入れてもいいんではないかなというふうに考えてございますから、いずれ、検討した結果を区議会のほうにもお話し申し上げまして、方針を出していきたいと思います。

○木下広委員  北区、お隣がそうやって花火を上げましたんで、うまく乗っかればいいと思いますので、よろしく御検討のほどお願いしたいと思います。

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