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成18年 予算委員会・清掃環境費

2006年3月 9日

エコ豊島の推進と新庁舎の環境対策

木下広委員

私の方からはエコ豊島、いわゆる環境関係について、確認をさせていただきながら今後の方向性をお話させていただきたいと思います。 本区においても区の基本的な政策として今までの文化創造、都市再生、教育、福祉、それで環境を基本政策の1つとして位置付けられて取り組んでおられるわけですけれども、環境問題については直近の話題ですとやっぱりアスベストだとか、そういった話題がメーンになるんですけども、このエコ豊島のそういう取組みについてはやはりあまり表に出てこない問題なんですけれども、逆に着実にやっていかないと、これはもう取り組んでいかないといけないという、そういった課題になると思います。そういう意味で予算書の方にも地域協議会づくりの検討というような形で、区民とあと事業者とあと行政が一緒になった、そういった取組みをやられるということが書かれていますけれども、本区が表明した地域省エネルギービジョンとこのエコ豊島の地域協議会づくりの関係性について、まず確認をさせていただきたいと思います。

高橋環境保全課長

地域省エネビジョンといいますと平成15年度の事業ということで、豊島区地域全体の省エネを図る指針としてつくりました。その後、いろいろ省エネ対策を進めてきましたけれども、今回、地域協議会づくり、これもいわゆる温暖化防止省エネ対策に結びつくものでございまして、省エネビジョンで示した内容が一つ一つ実現に向けて動いていると、そういった関係になってございます。

木下広委員

予算が50万しかないんですけども、これはそれで何ができるのというちょっとクエスチョンもあるんですけど、具体的にはどういうように取り組まれようと。

高橋環境保全課長

予算、確かに非常にわずかなんですけれども、まず、協議会づくりの中身なんですけれども、例えば区内にあるいろんな企業、環境に取り組んでいるような企業さんもおられますし、いろんな団体もございます。そういった各団体と行政側が環境をベースに集って議論をする場というものはこれまでございませんでした。ということで、地域協議会ということで何らかの議論を進めていきたいと思っております。 具体的には個々の場所とか施設ではなくて、地域単位で新エネの導入であるとか、省エネの施策を打っていくとか、もっと進めていけばぽい捨てやリサイクルも含めて共同の動きを結びつけていけないものかなと。あともう1つは実利的な面あるんですけども、国の補助事業につきましては、三位一体改革で市町村への単独のいわゆる補助が大分なくなってきております。地域協議会というような場をつくれないと国の補助が受けられなくなってきているということで、ゆくゆくはその協議会を受け皿として補助事業を進めていきたいと、そういったもくろみもございます。50万円、非常に少ないんですけども、そういった協議会の場ということですので、いわゆる会議費程度の内容から入っております。

木下広委員

せっかくですんで、要するにこういうエコ事業については、まず区民の皆さんへの啓蒙という部分と、あと、事業者へのご協力というか、事業者へのアピールと、もう1つは行政としての区有施設だとか区でそういうエコを進めていくと、その3つの観点があると思うんですけども、現在本区が行っている、環境課さんの方で行っているそれぞれの現状を簡単にちょっとご説明してください。

高橋環境保全課長

庁内の関係はいろいろ省エネ対策やっておりますし、区民向けのことであるといろいろイベントもやっておりますし、子供向けの連続講座、その他いわゆる環境学習ということをやっております。あとは来年度の事業として緑のカーテンということで、地域協議会ではなくて、地域エコ事業の方に入っているんですが、小学校23校あるうちの12校が手を挙げていただきまして、小規模ではありますけども、12校から緑のカーテンづくりを進めていきたいということで、子供たちとの連携した緑のカーテンづくりが各学校で進められたらありがたいなと。今、我々環境保全課として一番遅れておりますのが企業、団体との連携ということが一番遅れておりますので、その点はこの協議会づくりの中で何らかのステップアップを図っていきたいと思っております。

木下広委員

本当にそういう意味ではなかなか表に出ないというか、華々しいようなあれじゃないかもわからないんですけど、誰かがやらないといけない事業だと思いますので、しっかりとまた取り組んでいただきたいと思います。 最後に、今予算委員会が始まってからも新庁舎の件でいろいろと他の委員からもご意見出ているんですけども、仮に新庁舎をどこにつくるかはわからないんですけれども、その新庁舎とそのエコの関係についてはどのように考えておられるのか、お答えいただきたいと思います。

高橋環境保全課長

さきの区長の所信表明の中でも、新庁舎の基本コンセプトに防災とITと、その後に環境というのが出てきております。新しく庁舎をつくる場合には、当然環境に配慮した先鋭的なものをつくっていくというのが当然豊島区としての目標でございます。今、私ども新庁舎の建設準備担当課を中心に幾つかの部会ができておりまして、その中に環境部会というものがあります。清掃環境部長を座長にしながら関係各課が入っているものですけれども、ちょうど来週3月15日に環境部会が始まります。今、私思っておりますのは太陽光発電であるとか、屋上緑化であるとか、そういった施設整備は当然お金をかければできるものですけれども、もうちょっと夢のある環境庁舎ができないものかなと考えております。まだ、アイデア段階で具体的にできるできないというところまでいきませんけれども、区民の皆さんが見て入りやすい、使いやすい、環境をじかに体験できるような庁舎になればいいなと思っております。

木下広委員

そういう意味ではあらゆる区民の生活、また区の行政を進めていく上でも様々な形の、要するに環境から見た、エコから見た取組みというのができると思いますので、引き続き様々な角度で取り組んでいただければと思います。
私の方からは以上です。