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平成23年予算特別委員会 公債費・歳入( 3月 7日)

 

収納の一元化を図れ

木下広委員  歳入の確保ということで、区民税だとか国保だとか介護保険だとかいろいろそれぞれの担当の部署で現年度分の徴収をしっかりやって、滞納にしている分についてもしっかり解消するということで努力をされているということで、いろいろなコンビニ収納だとか、あと今年はいろいろなチャンネルを使ってやるということも書いてあるのですけれども、要は現年度分がとれなくて、あと時間がたてばたつほどやはり収納がやりにくいという現状はあると思うのですけれども、要は出すほうからするとやはりまとめるというか、それぞれの国保だとか区民税だとか介護だとか、払わないといけないものについて役所の体制の中でまとめて、そういう納める側からすると役所の窓口として一つのそういう徴収の窓口があるとわかりやすいという議論も過去にはあったと思うのですけれども、その辺についての体制というのはどうお考えになっているのか再度確認させていただきたいと思います。

○齋藤区民部長  今、3つの公金につきましてお話がございましたものですから、私からお答えを申し上げたいと思いますが、現在これは区長がトップでございますけれども、庁内に収納対策本部というものをつくっておりまして、毎年度5回ほどの会議をやりまして、またその下のグループワークをやっておるのですが、今の収納組織の一元化の問題です、これはテーマにしてございます。一旦は過去にも検討しまして、様々権限ですとか、今お話がございました区民の利便等を考えてもメリットはないのではないかという結論に達したのですが、今視点に置いてございますのは高額で必ずしもこちらの様々なアプローチに対して誠実に応じていただけないという方がやはりそれぞれ多いということから、これらに対する対応としての一元化ということで今検討いたしております。

今、委員からご指摘の、そうした方ではない区民の方の利便ということについては、新しい庁舎の建設が始まりますので、各窓口でどのようにそういったものを一元的に受けていくのかと。3階には総合窓口ができるということになりますので、そうしたものについてはできるだけ、例えば3階でも3つのそういった収納金があればちょうだいするという体制がとれると。そちらは総合窓口、収納といいますか、窓口の問題ということで今検討している状態でございます。

木下広委員  僕も新庁舎ができるタイミングでその辺の一元化というか、納める方が簡単にと言うとあれなのですけれども、できるような体制をとっていただきたいという、そういう趣旨で発言をさせていただいたわけなのですけれども、もう一つは、やはり国保にしても区民税にしても介護保険だとかその辺のものについてもこっちの努力もさることながら、やはり社会状況というのがあると思うのですけれども、この21年、22年、また19年のその辺の滞納の状況の掌握というか、その辺についてはどういう掌握をされているのか教えていただければと思います。

○城山国民健康保険課長  国保の状況を中心にご報告申し上げますけれども、国保の場合には20年4月1日に後期高齢者に移行いたしまして、その影響がありまして収納率がそれまで85.5%あったものが82.5%まで3ポイント落とした経験がございます。しかし、その後、収納率は回復するものと見ておりましたけれども、リーマンショックがありました一昨年の9月以降は急速に収納状況が横ばい、もしくは下降状況にあると認識してございます。これは全区的に、あるいは全国的にも同様の傾向が見てとれますので、税も含めました全体的な傾向としてはそういう基調にあるのではないかと認識してございます。

木下広委員  納めるようなお気持ちがあっても物理的にできないという方ももちろん出てくると思いますので、そういう意味では細かく窓口では対応をしていただくということをお願いをしたいと思います。納める方、準備ができていらっしゃる方には便利な窓口の体制をつくった上で、また現実的に厳しい状況が出てきたときには、今までもやっていただいていますけれども、しっかり丁寧な対応していただいて公平性を図っていくというような取り組みをさらにお願いしたいと思いまして、発言をさせていただきました。