成23年予算特別委員会 福祉・衛生費（ 2月28日）
安心連絡メモで高齢者の安全を
木下広委員 私からは、高齢者の安心の２４時間３６５日の体制ということで、先程、緊急通報システムが希望者といいますか、大きく枠が広がるというご説明もいただいたところなのですけれども、それに関連して、高齢者の方がひとりでお部屋にいて倒れたときに、外から助けに入ったときに、その高齢者のかかりつけのお医者さんだとか、緊急連絡先だとか、持病だとか、飲んでる薬がどこかに貼ってあると、助けに来た人がすぐ的確な対応ができるということで、以前、うちの島村議員からも提案させていただいたと思うのですけれども、安心連絡メモ等についての現状をお聞かせいただければと思います。
○星野高齢者福祉課長 委員のご指摘のとおり、安心連絡メモにつきましては、いざというときにご自身の緊急連絡先であるとかかかりつけ医であるとか、飲んでる薬、持病などを記入し、いざというときに助けに来た方が見て、適切に判断をするということで、２月１日から各高齢者総合相談センターに、安心連絡メモには高齢者総合相談センターの電話番号も入れているのですけれども、それぞれを置いてございます。また、区民ひろばにも同じようなものを置いてございます。
木下広委員 本当にそういう意味では手軽に用意できて、高齢者に安心できるということで。あと家の中に自宅で貼るのと同時に、高齢者の皆さんが持ち歩くことができるようなカード形式のものについても提案をさせていただいて、取り組まれるという話も伺っておりますけれども、その辺の段取りはどうなっているのか教えてください。
○星野高齢者福祉課長 安心カードというものでございまして、これは社会福祉協議会が町会連合会と一緒になりまして、３月に町会単位に配付する、また高齢者総合相談センターにも置くと伺ってございます。
木下広委員 では、町会連合会と社会福祉協議会でそのカードをつくって、まずは町会にお配りするということなのですか。その辺の事業の進め方については、もうちょっと細かく。お年寄りの方にご説明するときに間違いのないようにしたいと思いますので。
○大門保健福祉部長 今、課長から答弁申し上げましたように、安心カードにつきましては、この度町会連合会と、それから社会福祉協議会との協定に基づいて、安全で安心な地域づくりのために作成するものでございまして、６５歳以上の高齢者、約５万２，０００人おります。また、身体障害者など６，０００人ぐらいいるのですが、それとあわせて希望者も含めてお配りする予定でございます。
それで、全体で５万枚を想定しておりまして、これは掲載事項につきましては、住所、氏名、生年月日、それから血液型、緊急時連絡先、持病、かかりつけ医院等、あるいは服薬なども含めてカードに記載するということになっておりまして。
配付方法でございますけれども、町会を通じて、３月の区政連絡会で配付を予定してございます。豊島区の４月１５日の広報においては、配付場所等をご案内する予定になってございます。
また、あわせて関係団体、民生委員会協議会とか、あとは身体障害者の団体等を通じて普及を図っていくという予定でございます。
木下広委員 そうですか、その辺、配付漏れがないように、希望者には行くような形をお考えいただくということと、あと安心連絡メモについては、助けに来る人たちがある程度わかっていないと、ほかの区でも冷蔵庫の中にカプセルに入れておくとか、いろいろな同様の趣旨で形態が違うようなサービスといいますか、そういうのがあると思うので。簡単に言うと、消防庁の救急の方とか、そういった方々がある程度理解をしていただかないと、それも有効に機能しないのではないかと思うのですけれども、その辺のところはどういうお考えになっているのか、伺います。
○星野高齢者福祉課長 来年度拡充いたします緊急通報システムの利用者の方につきましては、利用される高齢者がどういう病気を持っているだとか、血液型だとか、緊急連絡先はわかっておりますので、もしかしたらそういう安心連絡メモは必要ないかもしれませんけれども、そうでない方が救急車を呼ばれたときには安心連絡メモが重要だと思います。これにつきましては、２つある消防署にもこういうことをやっていますということでお知らせをし、活用いただくようにしていきたいと思ってございます。
木下広委員 ぜひよろしくお願いいたします。
あと区政連絡会でこの内容を説明されるということですので、隣近所の皆さん方も知っていないとあまり意味のないところとなると思いますので、有効に活用いただいて、ほとんどあまりお金のかからないところで高齢者の２４時間３６５日の安全が図れるということで、こういう、またこれに付随するようないろいろなサービスも考えて取り組んでいただければと思います。 以上でございます。