平成22年 決算委員会木下発言、清掃環境・都市整備・土木費
2010年10月18日
椎名町駅・周辺整備と北口に交番存続を！！
木下広委員
私からは残りで、推名町駅の確認をさせていただきたいと思います。
今年度、執行率が５０．６％と、繰り越しの件があるとは思うんですけれども、その執行率が低かった、その辺の環境と、あと東長崎駅と同様の整備ということで、よく街の人から、東長崎と推名町駅とどれぐらいの金額の違いがあるんだというのを聞かれます。乗降客がたしか椎名町が少ないんですね、大分少ないようなところで、どれぐらいのそういった規模でやっているのかということと、あとは具体的なスケジュール、もう鉄骨をばんとやりまして概要の姿が見えてきたんですけれども、どういうスケジュールで、一部分供用開始するかとか、その３点について、奥島さん、よろしくお願いします。
奥島都市開発課長
まず、執行率の件ですけれども、ご指摘のように５０．６％低くなってございまして、この関係ですけれども、当然、繰越金ということが明記されております。繰越金に加えて、昨年の１０月から本当は工事に入る予定だったのですが、これが建築確認申請とか設計の遅れがございまして、１２月に工事着手になりましたので、そういった関係。もう一つは、国庫補助金の追加交付がありましたことから、これあわせて残額が生じたということでございます。
金額についてですけれども、東長崎駅の総事業費としては２３億７，０００万円程度でございました。ご指摘にありましたように、乗降客については、東長崎駅が約２万８，０００人、椎名町駅が１万８，０００人で、１万人の差がございます。そうした中で、東長崎駅が２３億７，０００万円でございましたけれども、椎名町については、推名橋下を除きましてですけれども２２億９，０００万円程ということで、ほぼ変わらない金額で予定をしてございます。
あと今後のスケジュールですけれども、平成２４年の１２月まで事業期間をとってございます。ただ、その駅舎部分については、早く供用開始できまして、２３年の９月ぐらいには新しい駅舎ができると。そのときには、今、自由通路からおり口を４本計画しておるんですけれども、北西側なのを除いた３本について、それと同時に供用開始ができるということでございます。それが２３年の９月。２４年６月になりまして北口の商店街の方面におりるところですけれども、ここは現在の改札を使いながら工事をするものですから一番遅くなってしまうのですが、それが２４年の６月ぐらいにでき上がるという計画をしております。
その後ですけれども、駅前空間の整備にかかるというのが、平成２４年の１２月までと、あわせて橋下空間についても整備を進めるということでございます。
木下広委員
乗降客がこんな差があるとは、皆さんもびっくりされているところなんですけれども。
あとは僕もいろんな機会で、椎名町というのは駅前に長崎神社があって、もう４００年の歴史がある長崎獅子舞だとか、あと漫画の聖地トキワ荘も近いですし、池袋のモンパルナスも近いですし、せっかく新しい公共といいますか、多くの人がより集う拠点ということもありますので、その辺のアピールといいますか、文化の点で、所管は違うかもわからないんですけれども、しっかり努力をしていただきたいと思うんですけれども、現在の取り組み状況、わかる範囲でお願いしたいと思います。
奥島都市開発課長
ご指摘いただきました内容については、今、文化観光課で具体的に検討しておりますけれども、区長からの強い指示がございまして、文化的な要素も整備の中に取り入れるというところで、西武鉄道からも発案をいただきまして、具体的に今ご指摘いただきましたように、池袋モンパルナスですとか、トキワ荘、こういったものが地域にございますので、そういったものを取り入れて何か工夫をしていけないかということで、今検討を進めているところでございまして、都市開発課といたしましては、工事の中に随分そういうものを反映するような工夫を私どもで今検討しているというところでございます。
木下広委員
よろしくお願いします。
それで、あと大きな問題は交番の件でございまして、この半年ずっと一丁目、二丁目、三丁目の会合に行きますと、もうこればっかり言われまして、何とかしてくれということで、こっちも何とかしてもらいたいし、北口の適地がなかったら、南口の椎名町公園なんかに行ってしまったら駅前交番の意味が全然ないということもありますので、地元のそういう悲願というのがあります。
当初、環６の下のスペースで何とかできないかとか、いろんな案が出たと思うんですけれども、こちらについてはどうでしょうか、悲願ということもありますんですけれども、検討状況をお願いしたいと思います。
奥島都市開発課長
ご指摘のように、北口で適地を見つけるということが、警視庁がいろいろ土地を探し回っていただいたんですがなかなか見つからなかったという経緯がございます。
私どもとしても、議会での陳情もございましたし、北口の皆様が強い要望があるということは認識しておりますので、西武鉄道と何とか土地を出せないのかということで、これまで継続的に協議を進めてまいりました。今、相手方がいるものですから、まだ具体的には申し上げられないのですけれども、西武鉄道の土地の中で、北口の交番用地をなるべく確保できるような方向で、今、私どもと警視庁と西武鉄道の間で協議を、最初の詰めに入っているところでございます。
木下広委員
本当に初めて聞いたんで、ああ、そうですか。とにかくよろしくお願いします。区長にも、あれで交番が向こう行ってしまったらえらい話になりますので、もう何とか気張ってお願いしたいと思います。
あとは、やはり大きな開発ということで、住民の皆さん方もそういう、行政がどう対応してくれるのかというのを本当に期待して待っていますので、特に交番の問題を含め、安全管理だとか、そういったものについてしっかりとご対応いただくように重ねてお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。
高野区長
今お話のように、南口の公園に行ったら全く駅前交番の意味もないしということを強く地元から要請されております。改めて仕切り直しも含めて、できるだけ駅の改札に近いところへということを主体に検討しておりますので、またおいおい報告をさせていただきます。