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平成22年 決算特別委員会・議会、総務費-木下発言

2010年10月13日

区HPの充実と音声読み上げサービスの向上を

木下広委員
時間内に終わらせます。私からは豊島区のホームページの有効活用ということで、成果報告の192ページで363番、最近の動向の中で携帯電話で区の情報を取得される方も増えたということで携帯電話のホームページの取り組みが書かれていますけれども、PC版と携帯電話の割合といいますか、数だけでも結構なのですけれども、携帯ではどれぐらいの方がアクセスをしているか。ここに書いてあることだと思うのですけれども、直近です、これから最近の話としてはどういう流れになっているか確認させてください。

上野広報課長
パソコン版と携帯の比較でございますが、まずアクセスの状況で申し上げますと、21年度で申し上げさせていただきますと、パソコン版は、トップページで申し上げますと176万2,335件でございます。また、携帯電話ホームページにつきましては、これは1カ月平均でございますが、1万3,586件ということでございます。また、情報量という視点で申し上げますと、やはり携帯の方が若干ページ数が少ないということがございますので、ページ数の比較で単純で申し上げますと大体20%程度かなと見てございます。

木下広委員
それで時代の流れに沿ってホームページの技術もいろいろ変わってくると思うのですけれども、ちょうどこの年でしたっけ、予算か決算かだれかでPC版のホームページが重いという指摘がどこかからあったと思うのですけれども、それについてはあんまり変わっていないような気がするのですけれども、もちろんデータ量が多くなると表示されるのに時間がかかってしまうというところはあるのですけれども、それは何か最近では対応をとられているんでしょうか。

高橋情報管理課長
今現在、豊島区のホームページがありますサーバーが豊島区の情報管理課が管理している部屋にございます。そことケーブルテレビの回線を使いましてインターネットに出しております。その回線をもっと高速なものにかえればアクセスした方に対してより早い情報が展開できるということで、今広報課と検討を進めておりまして、その回線をより速いものに変えていこうという話を進めているところでございます。

木下広委員
あとはもう一つは、一方でやはり携帯電話でとられる方の割合がどんどん高くなってくると思うのですけれども、この年はたしか選挙があったんで、選挙で開票状況だとかそういうのでばあっとたくさん見られる方もいたと思うのですけれども、やはり携帯での情報の提供のあり方というのは、広報課の方なのか、まとめてどの情報をできるだけ早くとかという検討はもう常にやっていらっしゃるのかしら。どういう取り組みをされているのか確認させていただきたい。

上野広報課長
21年度につきましては、携帯のホームページにつきましては広報課で内容を更新しているという状況でございます。しかしながら、ホームページのやはりメリットとしましては、最新の情報が反映できるということを生かしていかなければいけないということでございまして、そういった意味におきましては従来ですとどうしても携帯のホームページにつきましては基本的な情報をメーンに置くということでございまして、ホットな情報というんでしょうか、それの更新が十分にできなかったという状況がございます。したがいまして、その部分につきましては22年度に各部局、各所管でPC版のホームページと同じように迅速な更新ができるような方向に向けて現在準備を進めているという状況でございます。

木下広委員
僕も前からやはりホームページの有効性というのはリアルタイムでというところが結構重要なところもあるのでということで各現場でできるだけスピードアップをするようにというご提案もさせていただきまして、ぜひお願いをしたいと思います。
最後に、いわゆるデジタルデバイドというか、障害を持っている方、まず目が見えない方に対して読むボタンがあるではないですか。それについてはこれは結構システム自体があんまり昔から変わっていません。イージーウェブといって一旦ボタンを押してからダウンロードする時間があって、それでやって音声が出てくるというシステムだと思うのですけれども、これは何か変える、要するに今は違うやり方で、Javaスクリプトをつくってぽんと押せばすぐ出てくるような、そういったいわゆるコンテンツの中でできるような技術があると思うのですけれども、これは検討されているかどうかというのを確認させていただきます。

上野広報課長
確かにホームページいろいろな世代の方、若い人が利用が多いというのは多分想定できるのですが、やはり高齢とかいろんな方がお使いいただけるような環境を整備していかなければいけないと。いわゆるアクセシビリティー、ユーザビリティー、そういったものを常に考えていかなければいけないと思ってございます。
ご指摘のように、現在例えば文字の大きさとか背景の色、それにつきましてはブラウザで変更ができると。その他にアクセシビリティーの支援ソフトを装備してございますので、それによりまして、例えば文字の変更、それから振り仮名、音声読み上げ、こういったものもできるわけでございます。ただ、それにつきましての使い勝手につきましても、やはりよりよい使い勝手ができるような研究をしていかなければいけないかなと思ってございます。

木下広委員
音声読み上げはイージーウェブが主流だったのですけれども、最近になって本当にリアルタイムでボタンを押せば出てくるというボイス・デリバリー・システムというか、そういうのも結構世田谷区だとか他の区でも使い出していますので、ぜひそういった意味ではいろいろご研究いただいて、区民への情報提供に努めていただきたいと思います。