平成25年決算特別委員会 福祉・衛生費(10月10日)
HPV検査・胃がんABC検査・B型肝炎ワクチン
○木下広委員 あと、ちょっと個別の話で、うちの会派のほうから一般質問でも言っているんですけれども、HPVの検査と、あと胃がんでのABCの検査、基本的にはやる方向ということで私どもは認識しているんですけれど、26年にやりますねということをちょっと、来年度いい方向で考えていますねということだけ、ちょっと確認させていただけますか。
○佐野健康担当部長 HPVと、それからABC検診の導入につきましては、これまで公明党の中島先生のほうから一般質問においても御質問を受けまして、やる方向で検討を進めますというような答弁をさせていただいているところでございます。
私どもといたしましては、現在、その両方の検診とも医師会のほうと既に、実施する場合の課題の整理ですとか、あるいは対応策、それから経費の面でどの程度必要なのか、そういった導入に向けた準備を進めているところでございます。あとは財源、予算の確保ができるかどうか、それによって来年度導入が可能かどうかということになろうかと思います。
○木下広委員 国のほうでも何か動きがあるようなんで、もし後退するようなことがあったら、こっちはむしろ旗を持って反対するように頑張りたいと思いますので、そちらのほうはしっかりと現場でやっていただければと思います。
あと、医師会の先生方のほうから、やはり豊島区の医師会で全国で初めてやった医師会独自のB型肝炎ワクチンの助成事業がこの9月から始まったんですけれど、その辺の経過等について、ちょっと御説明いただければと思います。
○尾本健康推進課長 豊島区医師会が独自に開始をされましたB型肝炎ワクチンの接種事業についての御質問にお答えいたします。
豊島区の医師会は9月の1日から、お子様を対象にしてB型肝炎ワクチンの費用を全部を持つという形で事業を始められまして、先生御指摘のとおり、医師会が独自でやるというのは全国的にも非常に珍しい事業でございます。
区としましても、区民の方の利益になることですので、広報などでの協力をしているところでございます。
○木下広委員 このB型肝炎ワクチンの必要性については、もう世界的にもやはり必要だということで動きがあるということで、勉強会でも、もう盛んに御示唆をいただいてきたんですけれども、今回は医師会のほうで御判断いただいてスタートしたわけなんですけれど、やはり自治体としても何らかのその辺の区民の健康を守るという意味で、命を守るという意味では、何がしかの支援といいますか、そういうのも今後必要になってくるんではないかと私どもも感じているんですけれども、自治体の支援ということについてはどうお考えになっているのかお聞かせいただければと思います。
○尾本健康推進課長 自治体の支援についての御質問でございます。
B型肝炎ワクチンにつきましては、現在、国のほうで、次の定期接種化ワクチンの候補として今検討されているところです。
検討の内容としましては、接種するワクチン、どのワクチンを採用するか、それから、どういうプログラムで打つかというところからの検討でございまして、それが決まるのが、時期は未定ですけれども、今後ということになります。
私どもとしましても区として、医師会独自の事業ではなくて、区としてということでしたら、やはり国の方針を待って、国の動きを見てということになりますので、今のところはそのように考えております。
○木下広委員 豊島区の医師会においては、介護と医療の連携の相談室だとか、そういったところも御協力といいますか、いろいろやっていただいていますし、本当に区民に身近な医療という意味で一生懸命頑張っていらっしゃって、私どももいつも勉強会に行くと、しかり飛ばされるところもありますので、何から何までどうのこうのということではなく、やはり医師会がやっていらっしゃる区民のためになることについては、行政としてもできるところの支援といいますか、一緒に区民の健康を守っていくという立場で、今後ともお願いをしたいと思います。
さらに、がん検診を含めた健康施策につきましても、時代がやはり大きく変わってきていまして、その時々でやはり必要になってくるワクチンの関係だとか風疹だとか、そういうのもそうだと思いますけれども、それぞれにしっかり対応して、今までは対応していただいていたと思いますけれども、これからもしっかり対応していくようにお願いしたいと思います。
あと、そうか、骨密度とかそういうのについては教育費のほうですよね。そういうことで、今後の健康施策について何かやりたいこととかありましたら、一言佐野部長のほうからお話しいただければ。
○佐野健康担当部長 ありがとうございます。やはりこれまで区民の生命、健康を守っていくということを最重要の課題に掲げております本区としては、がん対策を今後も重点に置いて取り組んでまいりますけれども、やはり予防、発見、治療というこの3つのサイクルをいかに多くの区民の方に乗っけていくかというのが大きな課題ですので、区民の方々のために健康施策の取り組みをこれ以前にも増して取り組んでまいります。
○木下広委員 ありがとうございました。