平成25年決算特別委員会 清掃・都市整備・土木費(10月11日)
木密不燃化10年プロジェクト
○木下広委員 残りの時間で2点だけ確認を含めて質問をさせていただきます。
まず、先ほど里中委員のほうからもありました不燃化10年プロジェクト、私も補助172号線のエリアに入っているものですから、関係者ということで、長崎小学校の10月の2日伺わせていただきました。もともと東京都が実質的にはでやっていくという事業、道づくりについては東京都がやっていくというのはわかるんですけど、区民からからすると、どういう考えでやってきたとか、どういう経過でやってきただとか、いろいろなそういう情報を仕入れるという意味では、また、どうやって今後、例えば沿道の地権者はどうやって考えていったらいいのかって、はっきり言って不安なわけですよ。はっきり言って不安です、皆さん。先ほどもありましたけれども高齢化が進んでいて、そういう中でやって、10年でやっていかないといけないという事業で、もちろん実質やっていくのは東京都だけれども、一番住民に身近な行政として、区も極力そういう住民の皆さん方に対する情報提供だとか、不安の解消のために動くべきだというのは、私どもも再三主張してきたところでございます。
しかしながら、この前の長小の測量説明会で残念だったのは、最後のほうに質問に立った人が特別な支援というのが説明されましたけれど、その資料はないのですかという御発言をされましたよね。増子課長。だから、ああいうところは、東京都が気がつかなかったら、事前にそういう話になるのはわかるではないですか。アドバイスしてあげて、そういう質問が来る前に準備しておかないと、しょっぱなであれは本当によくないと思います。
それ以降は、その特別な支援の資料は出したのですか。私3日とも行けなかったのだけど。
○増子都市再生担当課長 今お尋ねの特別支援策の御案内につきましては、2日目、3日ともペーパーではお渡ししていないという状況です。
○木下広委員 してあるのね。
○増子都市再生担当課長 してありません。
○木下広委員 だけど、あのとき用意するよと言っていなかったっけ。その人に対して。ごめんなさい、細かいことで。
○増子都市再生担当課長 初日にそういう話がございまして、あいまいな答えという部分もありましたけども、出せるような検討を行うというような形で、回答されていると思います。
○木下広委員 そういうところが、地権者ってやっぱり自分の財産のことですから、もう本当に生き死に、そういった意味では生き死にかかわる、人生にかかわる話なので、もっと緊張感を持って、やっていただかないと非常に困るということがあるんです。特に長崎の一丁目、二丁目、三丁目というのは15~16年前に立教大学の裏の補助172号線が事業化になって、平成4、5年、そのときに、環状6号線の長崎一丁目、二丁目、三丁目の人たちは、その立教大学の裏が事業化になったときに電話しているわけ、東京都に。そのときの東京都の言い方が、いや、環状線から先の千川通りについてはまだまだではないでしょうかとか、いや、当分ないですよとかというのを私は5人ぐらいから聞いた。長崎の人で。それが東北の大震災があったのはわかるけれど、今まで40年間何も手をつけずに、今さら何事かと説明会でもありましたけども、ベースはそういったところから今回の補助172号線のエリアについては考える人が多いのではないかなと思います。
そういう意味では、区のほうでそういう住民の皆さん方の御要望だとか心情なんかもよく掌握しながら、本当に丁寧にやっていっていただきたいと思うんです。反対する人ももちろんいますよ。だけど、もう決まった以上は早く段取りをとってやってくれとかという、いろいろな方はいらっしゃいますけれども、とにかく情報の開示だけはちゃんとやっていくというのが本当に大事なところだと思いますし、長小のあれを聞いていて、東京都は東京都なりの対応しかできないなというのは感じましたので、東京都で気がつかないところを区の優秀な、さっき特殊部隊とか言っていましたっけ。特殊部隊でも何でもいいのだけれど、豊島区が責任持って情報開示だけはするという姿勢で考えていっていただきたいと思うんです。
これはもう今までずっと言ってきた話ですけど、そういう意味において、ホームページを見たって、木密解消についての、そういうところなんて本当に味気ないような、こうやって追っかけないと出てこないような記事ではないですか。大分前にホームページでもちゃんとわかりやすいようにやって、理解を得るようにというようなことを言ったと思うんですけど、その辺の努力もしっかりとしていただきたいと思います。
本当に地域によって、この問題は駒込のあたりのニュアンスと、うちの長崎の関係の話と、あと北池袋だとか、あの辺の複雑な、この十字になるような、もう本当にすごく大きな、住民の皆さん方に御負担をいただく事業となりますけど、それだけ大変な事業なのだけども、それが成功すれば、100年先の安心な、安全なまちをつくる大きなチャンスなので、ぜひそういう意味では細かく住民に寄り添うようにして、反対の人にも、賛成の人にも公平に情報を伝達できるような細かい対応をぜひよろしくお願いしたいと思います。