平成25年決算特別委員会 一般会計補足・特別会計(10月16日)

消防団活動に区施設の協力を

○木下広委員  昨日、またきょう早朝にわたる台風の体制、大変にお疲れさまでございました。公明党は8人議員がいますけれども、4名が消防団として出動しておりまして、きのう、きょうの出動は、豊島消防団と池袋消防団でちょっと体制が違っていまして、豊島消防団はもうゆうべのうちに解除になったんでしょう。で、池袋消防団はゆうべの9時から11時まで警戒態勢をとって、11時に一たん解除になりましたけれども、けさの5時からまた警戒態勢をとって、第2警戒態勢ということで、今さっきもずっとメールが来ていたんですけれど、9時半に自宅待機のそういう指示が出て、11時ちょうどにその自宅待機も解除になったということで、もう災害が起こると消防団員、署のほうを中心として、そのように時間と自分の仕事を投げ打ってやっているということで、ちょっと私はきょうこれがあるもんですから、8時にちょっと失礼させていただいて、来ているわけなんですけれども、地域の防火、防災の担い手である消防団のいろいろな御支援ということについてちょっとお願い方、確認をさせていただきたいと思います。

 消防団というのは、もちろん消防署の指揮系統の中で動きますので、豊島区から直接どうのこうのということはないんで、そういった意味では、縦割りから言うと違う列かなという、そういう感じなんですけれども、よくある、今までも、例えば月に一遍の分団会議というのがあるんですけれども、その分団会議の会場にしても各分団によって全然状況が違っていまして、西山委員が所属する池袋の第1分団なんていうのはもうすばらしい建物の1階は積載車があって、2階で会議もできるというようなそういうところもある。

 片や、私は長崎、要町三丁目、千早を担当している5分団なんですけれども、そこは千早文化創造館のわきにある小さいところで、ゆうべからの待機とかといっても、まず中にある可搬ポンプを外に出して、それで積んであるいすを並べて、そこでずっと待機をしているというような、そういうような分団もありますし、また、旧真和中学校のエリアの第4分団なんかは、真和中学校の敷地の中にそういったものがあって、いろいろなそういったものができるというような、本当に各分団分団によってそれも歴史があるんで、そういう現実の中で、地域防災のさまざまな活動を展開しているんですけれども。

 今までも、例えば6月にはポンプ操法大会というのがあって、火消しの大会ですよね。操作始めから火点がパタンと落ちるまでの時間を、何秒で落とせるかというような、そういう約一月にわたって区立の小学校、中学校を中心に貸していただいて、教育委員会の関係者の皆さん方には大変に御努力いただいて、やはり最近になってくると、その訓練の声だけで近隣から苦情が結構来るような時代になってきているんですね。地域の防火、防災のために頑張っているのに、何言っているんだとこっちは思っているんですけれど、まず、それを学校の校長先生のところにクレーマーが文句を言いに行って、校長先生のほうで、いや、これは断じて大事なんですということで、その辺は本当に御協力をいただいているところもあって、感謝をしているところなんですけれども。

 消防団の出動では2つあって、例えば火事が起こると、そこに行って火消しの手伝いをしながら、そこに分団本部というのを旗立てて、その旗のもとで、指揮のもとで消火活動の支援だとかそういうのをやるのが1つ。もう1つは、きのう、きょうみたいな、いわゆる台風の警戒態勢をとるということで、それはどこで災害が起こるかわからないので分団本部に参集をして、それで態勢をとるということなんですけれども、その参集をして、広い場所があるところは結構リラックスしながらその次の出動を待つことができるんですけれども、私どものような小さい分団本部しかないところは、さっき言ったようにポンプ車を出して、いすを並べて、狭いところで、大体各分団、きのうの夜からけさ、池袋は多いところで20名、少ないところで9名から10名ぐらいの人たちが集まって、そういう警戒態勢をとっているんですけれども、うちの分団は千早文化創造館の近くにあるので、そういう長期戦になる警戒態勢なので、トイレだとか、ちょっとした休みだとか、そういったところで千早文化創造館のほうの御配慮をいただけないかなということで、駐車場までは館長のほうで御理解をいただいたんですけれども、やはり中というのは、あのかぎはだれが管理しているんですかね。とにかく中は拒否をされたと言うんですけれども、常に千早文化創造館の建物の管理をしているのはどなたなんですか。館長なのかな。

○岡田学習・スポーツ課長  基本的には指定管理者ということで、としま未来文化財団が指定管理者になってございますので、管理自体はその館長が担っているものと考えております。

○木下広委員  いや、だから、そういう抽象的な話ではなくて、だれがかぎを持っているかという話です。だれが持ってるの。

○岡田学習・スポーツ課長  館長ということでございますが、ちょっと細かいことまで、ちょっと申しわけございません、ちょっと把握してございません。

○木下広委員  だから、学校だったら、学校はだれかかぎ持っているのかな。学校は何か災害があったときにそれを救援センターとしていろいろな、そういったかぎのあれはあると思うんですけれども、その辺の体制は整っていると思うんですけれども、今回の私が体験したところでは、要は、うちの消防団のほうから文化創造館のほうに、きのうの夕方かな、昼間、連絡が行ったそうなんですね。だから、駐車場のところまでは大丈夫ですということなんですけれども、中については、やはりかぎのあれがあるので、ちょっとそれはできないというようなことを言われて、狭いところで10人がひしめき合って、パンとかコーヒーを飲むのも自分のひざの上に置いてこうやって飲んで休憩をとって、休憩をしながらその態勢をつくっていたということなんですけれども、事前にこういうことがある程度、災害の態勢をとる消防団が、そういったところにはやはり協力してくれてもいいんではないかというのがうちの分団のほとんどの意見なんですけれども、いろいろなハードルはあると思うんですけれど、こういうことは考えたことないですかね。

○樫原防災課長  まさに委員おっしゃるとおりで、消防団の皆様はそれぞれ生業をお持ちでありながら、非常に献身的にさまざまな活動にまさに身を挺して当たっていただいているということで、基本的な部分につきましては、我々は御協力できる部分については最大限御協力していかなくてはいけないというふうに考えてございます。

○木下広委員  いや、だから、そういう会議室で言われたって、現場は頭に来ているわけですよ。要するに、わざわざ仁義切りに行って、そこで、駐車場だけはいいですよと。あと、夜は知りませんよと言われたわけ、はっきり言うと。だけれど、今回の台風はゆうべからずっと朝まで来るというのはわかるではないですか。そういうのっていうのは、だから、今後、しっかりとコミュニケーションをとって、そういう地域の防火、防災のためにやっているようなところについては、どこに連絡して打ち合わせをすればいいかというような体制をとってもらいたいと思うんですけれども。学校はあれだよな。救援センターで体制はとっていると思うんですけれど、それ以外の。だから、僕の分団が特殊なところかもわからないんですけれども、その辺がやはり区の信頼関係というか、そういったところがあると思うんですけれど、危機管理とかそういったところでは何も考えていないですかね、そういうのはね。

○高野区長  文化創造館というのは、財団が指定管理を受けてやっているわけでありまして、その理事長は私がやっているわけでありまして、責任は私にあるわけであります。ただ、委員御指摘のようなこと、今まで余りなかったもんですから、大変、消防団の皆さんを含めて地域の皆さんに御迷惑をかけているのは、これはやはりきつく、そういうような形の中で、災害、何が起こるかわからないんで、いち早くそこで駆け込めるような体制、それを今おっしゃったような形の方に活用できるようなことは基本的なことだと思っておりますので、改めて財団ともよく話して、地域の方々とそういう、特に消防団、そういうようなことについても、確かに駐車場だけはいいですよなんていうのは恐らく館長の判断かとは思いますので、それらについては改めて、今回のことを教訓にしていきたい。

 また、今回の台風26号につきましては、再びといいますか、大塚関係が水が出るんではないかということで、いち早く、先日も巣鴨小学校のかぎの件で非常に御指摘もいただいたものですから、今回は巣鴨小学校、開放させていただきました。残念ながら今回は活用しなかったというようなことでありますけれど、やはりそういう万全を期してやるということを改めて教訓として、財団のほうとしっかりネットワークをとって、おこたえしていきたいと思います。

○木下広委員  だから、例えば僕が住んでいる長崎三丁目には健康相談所なんかがあって、地元の重要な拠点となっているんですね。だから、救援センターとしてのそういう学校の緊張感はあると思うんですけれども、だから、やはりそういう区の施設の、災害時だとか何かあったときのそういう体制というのはやはり、どういう形が一番いいのかわからないんだけれども、しっかりとちょっと議論をして体制をとってもらいたいというのが1つ。

 あとは、本当に細かいことなんですけれど、そういうことでうちの分団は、分団会議やるときには千早社会教育会館を使ってやっているんですね。そのときに1,700円だとか1,500円取られるわけ。だけれど、西山委員のところなんかは自分のところの会議室があるから、そういう会議費なんかは要らないわけなんですね。だから、そういったところだって、やはり消防団の会議やっているんだから、その地域の活動をやっているということで、会議室なんか無料でもいいんではないのというようなことを思うんだけれども、そういったところも具体的に声がないと動かないというのが公務員の皆さん方の体制なんでよくわかるので、しっかりこちらも仁義を切ってやっていきますので、何かそういう相談がありましたら、ぜひ豊島区の皆さん方、御協力をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

○永田総務部長  防災基本条例の制定に伴いまして、地域防災組織の見直しということを今検討してございます。その中で、やはり消防団というのも非常に重要な組織だと思いますので、区のそういう施策の中に消防団も組み込んで、そういうことが、今おっしゃられたようなことができるような方向で検討したいと思います。