2007年09月04日 9/4遠野市-視察2日目 

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 9/4は、岩手県遠野市に地域振興、歴史民族継承等文化施策について、市観光協会の菊地さんの案内で、町内を視察しました。  
 遠野市は昨年10月に旧遠野市と宮守村が合併した人口3人2千人、825平方kmで、花巻と太平洋の宮古、釜石を結ぶ交通の要衝として、古くは、奈良・平安時代から栄えた歴史ある町です。「道の駅」と併設されている、《遠野・風の丘地域交流センター》には夏季は土・日になると1万人の方が訪れます。インホメーションセンターや産地即売所、レストラン等があり、様々な方に利用されています。交流センターのお蕎麦やさん《夢咲き茶屋》は、近隣の主婦に経営を任され、季節の料理を手つくりで出し、多くのお客様に喜ばれています。3万人の人口のところ、夏になると1日、1万人を集客する同施設は、駐車場が常に満杯ですが、冬季は集客も激減してしまい、駐車場拡大の判断は難しいところです。来年なると道路側にラベンダー畑を作る計画もあるそうで、官・民共同した更なる地域活性化が期待されます。 
 
 かっぱの故郷で有名な遠野市の歴史と伝統を継承するために整備された、《遠野ふるさと村》では、茅葺き家屋を移設し、地域文化の継承と文化財保護を図りながら、小中学校の宿泊授業にも活用されています。 最近では映画・テレビの撮影場所として様々な作品に貢献しています。 
 
 観光資源の活用には努力をしているものの、現実には人口流出、過疎化は益々進んでおり深刻です。  

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