Archive for the ‘2014-07’ Category
5月8日に「日本創成会議」のレポートで「豊島区が消滅するかも!」という衝撃的なニュースへの豊島区としての対応策が注目されています。
20~30歳代の女性を中心に構成される「としまF1会議」を8月に設置する。この会議は「みんなが笑顔で暮らせるまちづくりを進めるために、若い女性のみなさんの声を豊島区政に反映させる場」とする。
そのキックオフイベント(最初のイベント)として「としま100人女子会」を7月19日に池袋で開催することを発表しました。
参加対象は、豊島区に在住・在勤・在学の20歳以上の女性100人の参加で行なわれる。ミニミニ講座とワールドカフェ方式の討議が行われました。
多くのグループで出ていた意見は、「今の豊島区は、住みやすく良いイメージに変わってきている」こと。あるグループでは、「豊島区は地域それぞれに特色がある。また、豊島区のいいところは、いろいろな文化を何でも受け入れるところ。せっかくまちのイメージも良くなってきているので、自分たちで正しい情報を発信していかないと。」という力強い意見も出ており、普段参加するイベントやおすすめやスポットなどの情報交換も行われていた。
最後には、グループの意見をまとめ上げたものが発表されたが、豊島区にはいろいろな要素があるという観点から、「欲張り幕の内弁当な豊島区」という斬新なキャッチフレーズも出て、会場が拍手に包まれた。
9時に能代市役所に伺い、齊藤滋宣能代市長と鈴木一眞副市長、須藤幸紀教育長と懇談させて頂きました。
能代市の風土と取り組みについてお話があり、豊島区との連携を更に深めていきたいとの力強いお言葉を頂きました。
能代市二ツ井庁舎に移動し、庄司副議長からご挨拶を頂き、教育委員会の野村学校教育課長、高橋参事から学力向上の取り組みと豊島区との教育連携について、ヒアリングを行いました。
児童や生徒数が減少する中、様々な手法で実態把握に務められ、教育長を始めたとする教育委員会の積極的な学校訪問と改善指導、適時性のある研修の充実が行われています。
特に平成14年から、県独自で学習状況調査を行われ、それが結果的には学力向上に繋がったとのお話でした。
二ツ井小学校を視察させて頂きましたが、教員と児童が一体となった中身の濃い授業に感嘆!積極的に意見を述べる児童の姿、人の意見を良く聞き同じ意見ならば「私もそう思います!」と皆が声をかけ合います。
手を上げる時に肘が曲がってくると、先生から「その手はどこにむかっているのですか?」との指摘。子ども達が一斉に「未来!」と答え、思わず涙が出そうになりました。
二ツ井小学校は、7校が4校に統合しその後、平成22年にこの学校に統合されました。全校児童289名。教頭先生が1年から6年まで全ての授業を案内して下さり、見事な授業に感心しました。o(^o^)o
特に、黒板の使い方が印象的でした、今日の授業の大目的を上に大書きして、その他必要な中項目を下段に記載して、賛成、反対、相互の立場、主張を纏めてかいていく、非常にわかりやすい、板書活用に感心しました。
佐々木彰子校長先生からも、「挨拶、返事、発表」日本一のスローガンのもと、表現力を磨く元気な授業態度が印象的でした。
県レベルで作られた秋田スタンダードが、教育現場に見事に活かされていると感動しました。二ツ井小学校も、見事な木造校舎でした。
昨日に続き、2日め。地方議会という表現はよくない。古代中国の思想に大空を「天円」。地上を「地方=じかた」と読んだ。社会の中心は「地方」であり「町方」は地方の上にのかっているだけ。議会改革に勢力を注ぐより、政策力をつけて、政策論議をすることこそ大切。但し、最低限の常識はないと国民から信頼されない。最小限の常識でいい。
「議員の厚遇」論はしょうがない。アイドルと一緒。歳費に見あう働きをすることが大切。議員定数を数名だけ削減して、「改革」とお茶をにごすようなやり方より、より政策を深め、国民のための判断をしていくことこそ大切。
4年に一度土下座することはいかがなものか?やるなら、毎日、国民に土下座して、「自分はこれをやりたいのでご支援ください」というならわかる。住民は議員の上司であるので、常に批判されてあたりまえ。
議員の能力向上こそ必要。住民の信頼は実行によって勝ち取るしかない=いつでも首長に立候補できる、職員の信頼、説得力、政策立案、根回しなど寝技などを身に着けるべき。
首長は「エンジン・ハンドル」。議会は保守する「ブレーキ」。更に、なにかあっても対応できるように「Sleep」状態が望ましい=通年議会化。新時代の口利き、合理化、清浄化されたドブ板活動が大事。議会は、総合相談機能。
最後に今後の議会の役割として、住民参加型議会の方向で、住民と首長・執行部を戦わせて、住民に意見を言わせて、その後議会が双方を調整して、妥協点を探っていく方向を目指していくべき。
〈ポスト地方分権時代の議会の役割1〉
地方議員セミナー。東京大学金井教授の2日連続講座です。
分権の今までの流を講義,戦後集権体勢から、
・1970年~80年の経済成長・企業優先。
・80年~90年極端な円高製造業の疲弊、
・90年~2000年の失われた20年、削減のみで次代の指針示せず。
分権そのものが、困難な作業。国の各省庁が権力を手放す事には、躊躇する。
また、過去の政権下での分権の取り組みを講義。
1994年の村山内閣は全ての条件が整っていた。
橋本、小泉で地方財政を健全化の法制化により国から支援を受けない方向付け。
そして、2007年から6代にわたる短命政権を経て国には分権がより困難になった。
今後は、自治体の政策力が何より必要〓国では考えられない住民との知恵の出し合い。
少子高齢対策、家族政策、多文化政策。
更に、総合社会経済からの生活政策、環境政策等を地方自治体議員がリードしていかなくてはならない時代。
政策創造の議会の役割が高まる中で、課題認定が議会の大きな仕事。更に、、公開の口利き、要望はどんどんすべき。
そして、政策調整、決定、評価を地域の住民の立場で―ドブ板活動の日常化から行う、機能させる事が大事。